白髪染めには髪や頭皮に優しい白髪染めや、すぐに染まる白髪染め、他にもヘナを使った白髪染めなどなど様々な白髪染めがありますよね。そんな色々な種類のある白髪染めですが、出来ることなら染めた色が長い期間持続する白髪染めが使いたい人もいるかと思います。
そんな白髪染めの中でも期間が長く持つ白髪染めもあります。ではどの白髪染めが染めた色が長い期間持続するのか調べてみました。
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どの白髪染めが染めた色が長い期間持続するの?
染めた色が長い期間持続するどの白髪染めは、白髪染めヘアカラーです。なお、白髪染めヘアカラーは他のどの白髪染めよりも、染めた色が長い期間持続する白髪染めです。なぜ染めた色が最も長い期間持続するのかと言うと、その染め方に秘密があります。
白髪染めヘアカラーで髪が染める仕組み
白髪染めヘアカラーで髪が染まる仕組みは次の通りです。
【仕組み①】1剤と2剤の混合液を髪に塗る
1剤と2剤を混ぜておき、髪に塗ります。髪は乾いた状態にしておきます。
【仕組み②】髪のキューティクルを開く
1剤に含まれるアルカリ剤が髪のキューティクルを開かせます。なぜ髪のキューティクルを開かせるのかと言うと、髪の中に染料を入れようとするためです。
【仕組み③】髪のキューティクルを開いた状態で染料を入れる
髪のキューティクルが開いた状態になったら、髪の内部に染料を流し込みます。
【仕組み④】髪のメラニンを脱色させる
2剤の過酸化水素水がアルカリ剤により分解されて酸素が発生します。その酸素がメラニン色素を脱色させます。
【仕組み⑤】染料を発色させる
メラニン色素を脱色させたのと同時に、発生した酸素により染料を発色させます。
【仕組み⑥】染料が髪の内部に定着する
発色した染料の分子はくっつき合うことで元の大きさよりも大きくなります。すると、入り込んだキューティクルの隙間の広さよりも発色した染料の分子の方が大きくなるため、外部に染料の分子が出ていくことができません。なので、染料の分子が髪の内部に留まることで髪に色が付いたように見えます。
白髪染めヘアカラーは髪の内部で染料が発色するので色が落ちにくく長い期間持続する
白髪染めヘアカラーは髪の内部で染料が発色するので色が落ちにくく長い期間持続します。これは他の白髪染めにはない大きな特徴です。白髪染めヘアカラー以外は髪の内部に染料を入れるような染め方はしません。
白髪染めシャンプーや白髪染めトリートメント、白髪染めヘアマニキュアと言った白髪染めは髪の外側に染料を付けることで髪を染めるため、色持ちは白髪染めヘアカラーよりは劣ります。この髪の内部に染料を入れるか外側を染めるかの違いに、髪の色の持続期間に差があるというわけなんですね。
各白髪染めの効果が持続する期間について
では各白髪染めがどのくらいの期間染めた色が持続するのかというと、次の通りです。
①白髪染めヘアカラー
持続期間(目安)
1ヶ月~2ヵ月
白髪染めヘアカラーは髪のキューティクルを開いて髪の内部に染料を流し込み、染料を発色させることで色を付けます。そして一度内部に入った染料は外に出なくなるため色が長持ちします。その持続する期間としては、商品によって違いはあるものの目安として2ヶ月~3ヵ月です。
ただし、毎日シャンプーすることでどうしても色が落ちてしまいます。なので、染めた色が100%変わらず持つかと言うとそうではなく、徐々に色に変化が出てきてしまいます。
とはいっても他の白髪染めのような髪の外側に色を付けている白髪染めよりは色が落ちにくいため長い期間色持ちします。染めた色が長い期間持続する白髪染めを選ぶなら、白髪染めヘアカラーがおススメです。
②白髪染めシャンプー
持続期間(目安)
1日~3日程度
白髪染めシャンプーの色持ちの持続期間は1日~3日程度なので、頻繁に使い続ける必要があります。白髪染めシャンプーは髪の外側に色を付けていき髪を染めていきます。
なお、使い始めは白髪染めヘアカラーのように1度使っただけで染まるようなものではなく、使い続けることで染まっていきます。白髪染めという割にはすぐに変化を実感することはできないため、根気強く使い続けなければならないんですね。
しかも、髪が染まるまで毎日使わなければなりません。なぜなら、色が染まるのには時間がかかるので、毎日使うくらいしないと、色が付くようになるのが先延ばしになってしまうからです。なお、普段使っているシャンプーと同じように使うだけなので、手軽に使うことが出来るため、面倒に感じることは無いと思います。
(※使い方は商品の説明書に従ってください)
ちなみに、白髪染めシャンプーはいつものシャンプーと同じように使うだけで染まっていくので、準備や後片付けの手間はイヤと言う人には向いている白髪染めだと言えます。
③白髪染めカラーリンス
持続期間(目安)
1日~3日程度
白髪染めリンスも白髪染めシャンプーと同じように、色持ちの持続期間は1日~3日程度なので、頻繁に使い続ける必要があります。染まるのには時間がかかり、使うごとに徐々に染まっていくため、すぐに染まって欲しい白髪染めを使いたい人には向いていません。
染まりにくい白髪染めである白髪染めリンスは染まるのに時間がかかるデメリットはありますが、リンスタイプなので、入浴や洗髪しながら髪を染めることが出来るというお手軽さが大きなメリットがあります。また、リンスと言うだけあって素手で使えるほどお肌に優しく、もちろん頭皮にも優しいです。
また、白髪染めヘアカラーのように髪に塗って放置するといった使い方ではなく、リンスするのと同じ使い方で染めていくので色ムラも起きにくい特徴があります。例えば頭の後ろや生え際など自分一人では染めにくいところも、普段使っているリンスと同じように使える白髪染めリンスなら髪全体をちゃんと染めることが出来ます。
お手軽さという意味では白髪染めヘアカラーに比べたらかなり楽ちんに使うことが出来るのが良いですね。一度に染めたいという人でなければ、毎日に使うことに少々面倒さを感じてしまうかもしれませんが、お手軽に染められる白髪染めリンスの方がメリットも多いのではないでしょうか。
低刺激なので、白髪染めヘアカラーで髪が痛んで使うのをためらっている人は、白髪染めリンスは選択肢の一つに入れてもいいのではないでしょうか。
④白髪染めトリートメント
持続期間(目安)
1~3週間程度
白髪染めトリートメントを使う頻度は、1~3週間程度です。白髪染めトリートメントは髪や頭皮に負担をかけずに白髪を染めることができます。普段使っているトリートメントの代わりに使うだけなのでお手軽に使うことにできますし、お風呂でお手軽に白髪を染めたい人には丁度良い白髪染めです。
なぜ1~3週間程度と幅があるのは、商品によって色持ちの期間に違いがあるからです。実際には人それぞれ髪の状態や色の入り方には違いがあるため、実際にに使ってみないと分からないところがあるので、あくまで目安として参考にしてみて下さい。
そんな白髪染めトリートメントですが、トリートメントという言葉が「治療」や「手当て」という意味がある通り、傷んだ髪の手入れをしてくれる働きがあります。それだけ髪に優しい白髪染めというわけなんですね。白髪染めトリートメントの中には、髪の毛の保護や保湿、補修、育毛効果のある美髪成分等が含まれている商品が販売されています。
もし成分が強い白髪染めを使っていて髪が痛んでしまった場合は、刺激の少ない染料が使われているこの白髪染めトリートメントを使われると良いです。使っていた白髪染めでアレルギー症状が出てしまった場合に、白髪染めそのものを諦めるのではなく、この白髪染めトリートメントを試してみる価値はあると思います。
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⑤白髪染めヘアマニキュア
持続期間(目安)
1~3週間程度
白髪染めヘアマニキュアの使用頻度は、1~3週間程度です。白髪染めヘアマニキュアは、マニキュアと言う言葉が付いている通り、髪の表面にだけ色をつけることができるカラーリング剤のことです。
髪をコートし、ツヤを与えて髪や頭皮への負担がないのが特徴です。なお、パッチテストが不要なものが多く、肌が弱い人でも使うことが出来ます。
ちなみに、白髪染めヘアマニキュアは色落ちや色移りがしやすく、髪が濡れていると服や枕などに色が付いてしまうことがあります。髪の内部までしっかり染めていくわけではなく、表面に色を付けているだけなので、色落ちや色移りがしやすいのは仕方がないのかもしれません。
⑥一時着色料(白髪隠し)
持続期間(目安)
都度(シャンプーすると簡単に落ちる)
白髪隠し(一時着色料)は、一時的に髪に色を付ける白髪染めです。髪の外側に色を付けるだけなので、シャンプーすると染料が落ちてしまいます。しっかり髪を染めたいなら不向きですが、来客用に白髪をちょっとの間だけ隠したいといったように、少しの間だけ白髪を隠すのには非常に便利です。
また、他の白髪染めは、染料を髪に付けたら洗い流す必要がありますが、この白髪隠し(一時着色料)は髪を洗い流す手間がありません。本当にサッと使えるのが良いですね。
髪にダメージを当たることなく使うことが出来るので髪に優しいと言える白髪染めです。ですが、雨や汗で衣類や帽子に色移りすることがあるといった欠点もあります。なので、衣類や帽子が汚れないように気を付けなければなりません。
白髪隠し(一時着色料)を付けたまま帽子をかぶってしまったり、服を脱ぐときには色が付かないよう気を付けなければならないのが少々不便です。
白髪染めヘアカラーで染めた髪の色を出来るだけ長持ちさせるには?
白髪染めヘアカラーで染めた髪の色を出来るだけ長持ちさせるには、出来るだけキューティクルを開かせないようにすることです。
白髪染めヘアカラーで髪を染めた後はキューティクルが開いた状態になっているため、いくら髪の内部に染料がとどまっているとはいえ、キューティクルが開いたままだと染料が少なからず外に出てきてしまいます。
なので、キューティクルを開かせないようにするのがとても大事ですが、ではどうすればキューティクルを開かせないようにすることが出来るのかと言うと、コンディショナーやトリートメントをいつも以上にきちんと行うことです。
コンディショナーやトリートメントをいつも以上にきちんと行うことで、キューティクルをもとの閉じた状態に近づけることが出来ます。
もし色が落ち始めてきたら部分染めやリタッチがおススメ
白髪染めヘアカラーのような長く色持ちする白髪染めも、日々シャンプーやトリートメントを繰り返していると徐々に色が落ちてきてしまいます。
シャンプーするとすぐに落ちてしまう白髪隠し(一時着色料)は除いて、白髪染めヘアカラーのような長く色持ちする白髪染めで染めた髪の色が落ちてきた場合は、部分染めやリタッチ(根元染め)すると良いです。それでも全体的に色が落ちてきたらそこで全体染めをすると良いです。部分染めやリタッチ(根元染め)は場つなぎ的にやると良いです。
おススメの部分染めやリタッチ
①ラサーナ ヘアカラースティック ダークブラウン 40g
商品名
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ラサーナ ヘアカラースティック ダークブラウン 40g
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メーカー
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株式会社ヤマザキ
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・髪をいたわるこだわりの美容成分を配合。なので、ヘアカラーをしながらダメージも補修します。
・シャンプー後も一部の天然色素成分が髪に残るため、使うたびに段々白髪が目立ちにくくなります。
②レフィーネ リタッチカバー(50g)(ダークブラウン)
商品名
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レフィーネ リタッチカバー(50g)(ダークブラウン)
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メーカー
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株式会社スヴェンソン
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・隠すだけじゃなく、使うほどに染まり、自然な濃い髪に仕上がります。
どんな白髪染めヘアカラーがあるの?オススメの白髪染めヘアカラー3選
白髪染めヘアカラーを選ぶならどんなものを選べばいいのか選んでみましたので参考にしてみて下さいね。
①ホーユー シエロ ムースカラー 5 (ブラウン) 1剤50g+2剤50g [医薬部外品]
商品名
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ホーユー シエロ ムースカラー 5 (ブラウン) 1剤50g+2剤50g [医薬部外品]
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メーカー
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ホーユー株式会社
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②ウエラトーン2+1 クリームタイプ 7GM [医薬部外品]
商品名
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ウエラトーン2+1 クリームタイプ 7GM [医薬部外品]
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メーカー
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ウエラ
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③シンプロ ワンタッチ無香料ヘアカラー
商品名
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シンプロ ワンタッチ無香料ヘアカラー
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メーカー
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クラシエ
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最後に
染めた色が長い期間持続する白髪染めを選ぶなら、白髪染めヘアカラーです。他の白髪染めに比べて圧倒的に色が持ちます。持続する期間は目安として1ヶ月~2ヶ月です。
他の白髪染めは数日や数週間程度なのであまり長くは色が持ちません。なので、長い期間色が長持ちする白髪染めが使いたい場合は白髪染めヘアカラーを選ばれると良いです。