10代や20代のような若い人でも白髪が生えてくるのはなぜでしょうか?髪の毛や生えてくる仕組みに何か問題があるのかもしれませんね。
ちなみに、私も実は20代の頃にポツポツと白髪が生えていました。しかし、そのままにしておくように言われたし、抜くこともダメだと言われました。
染めることも、若いからまだしなくてもいいと言われたので、若白髪については特に気にしていませんでした。(気にする人はどうしても何とかしたいと思う気持ち分かります)
そんな若白髪ですが、なぜ若い人でも白髪が生えてくるのでしょうか?その原因について調べてみました。
若白髪が生えてくる原因
若白髪が生えてくるのは様々な理由が考えられますが、一つだけの理由ではなく、様々な原因が重なっている場合もあります。では、どんな原因があるのか、その原因の一つ一つを見ていきたいと思います。
【原因①】ストレス

ストレスは若白髪の原因となります。例えば、10代という若い年齢の人は身体が未発達なため、ストレスに順応できない場合があります。ストレスを受け続けると血行不良の原因となります。
なぜ血行不良になるかと言うと、身体がストレスを感じることで体が緊張状態になり、血管が収縮した状態が続いてしまうため、血流が妨げられてしまいます。血流が妨げられてしまうと血行不良を起こしてしまいます。
そのため、ストレス状態が続くことで血行不良となり、髪を黒くするための細胞である「メラノサイト」の活動に必要な栄養素が届けられなくなってしまいます。
「メラノサイト」の活動に必要な栄養素が届けられなくなると、「メラノサイト」が活動できなくなり、髪が黒く着色されず白いままの髪が伸びてしまうため、白髪となってしまうわけです。
そもそも髪は初めから黒いわけではなく、白いんです(正確に言うと限りなく透明です。白いように見えますが実は透明なんです)。
最初は髪が白い状態で、「メラノサイト」という細胞が働くことで髪を黒く着色しているのです。したがって、この「メラノサイト」の活動が正常に行われない原因となるストレスは白髪の原因と言っても良いでしょう。
【原因②】栄養の偏った食生活やダイエットなど

栄養の偏った食生活を送っていると、髪を黒くするための細胞である「メラノサイト」の活動に必要な栄養素が不足してしまいます。
また、ダイエットも大事な栄養を不足させてしまいます。他にも、面倒だからと言って朝食を抜く、忙しいので昼食を食べないなど食事を減らすのも「メラノサイト」の活動に必要な栄養素が十分摂取されないためあまりお勧めできません。
忙しい毎日を過ごしていて昼食をとる余裕がない、仕事前に食事を食べる余裕がないなど、どうしてもお仕事が大変な方はつい食事を抜いてしまいがちですよね。
また、体重が気になる人はどうしても食事の回数や量を減らしたり、食事自体を抜いてしまうなどしたくなる気持ちは分かります。
でもそういった食生活を長く続けることにより白髪の原因になるかもしれません。できるだけ栄養に気を使った食生活を心がけるようにしたいですね。
【原因③】遺伝

両親のどちらかから白髪の影響を受ける場合があります。それは遺伝によるものと言われることがありますが、まだ完全に医学的に解明されているわけではありません。ですが、近年の研究の結果により白髪が遺伝によるものだと報告されています。
遺伝子が解明されたからといって、今すぐに白髪が撲滅できるわけではありませんが、今後の研究で白髪化を遅らせたり、さらには食い止めたりする技術や治療法の開発につながる可能性があるそうです。
でも少なくても今回の研究で白髪は遺伝が大きく関係することがわかりましたね。
記事:研究で白髪になる遺伝子特定、白髪は親のせいにしてよし(GIZMODO):https://www.gizmodo.jp/2016/03/irf4.html
なので、年齢に関係なく、若い人でも白髪が生えてしまう場合があるのは親の遺伝子を受け継いだためです。このことはまだ100%解明されていない研究結果ですが、遺伝との関係性がある可能性があります。
ただし、現在の白髪が「遺伝によるものなのかを特定する方法」は存在しないため、疑うしかありません。また、白髪の原因が遺伝であるかどうかを100%特定する方法もありませんので、解決方法も当然ありません。
根本的な解決方法がないため、白髪染めをしたりカットするか、放っておくしかないのが現実です。
【原因④】睡眠不足

睡眠不足になると、成長ホルモンの分泌が減少し、自律神経にも悪影響を及ぼします。その結果、血行不良が起こり、頭皮に栄養が行き渡らなくなってしまいます。
特に髪を着色する働きをする「メラノサイト」という細胞に必要な栄養素が届かなくなると、活動する力が低下し、髪に色が付かなくなり、白髪が生えてしまいます。これが白髪生える原因となります。
そのため、夜更かしをしている人は注意が必要です。睡眠不足になるからです。ただし、夜更かしをして寝不足な人が必ずしも全員白髪になっているわけではありませんが、「メラノサイト」の細胞にとっては好ましくありません。
しかし、ついつい夜遅くまでスマホをいじったり、テレビやYouTubeなどの誘惑は多いため、早く寝ることは難しいと思います。夜はしっかり寝て十分な睡眠を取ることをおすすめします。
ただし、お仕事で帰りが遅い方はどうしても寝る時間が少なくなってしまいますよね。そのような場合は、できるだけ休日に睡眠を優先させて、十分な睡眠時間を確保することが重要です。
【原因⑤】紫外線

紫外線はお肌だけでなく髪にとっても悪いです。紫外線は非常に強力で、髪のDNAに損傷を与えることがあり、メラノサイトの元となる「色素幹細胞」の数を減少させてしまいます。
なので、髪を黒くする仕組みが破壊されると、髪に色が付かず白髪が生えてきてしまいます。若い人でも髪のDNAを損傷させる紫外線の怖さを若いうちから認識しておくことが重要だと思います。
例えば主に陸上競技で部活動をされている10代の方は、長時間屋外にいることが多いと思いますが、そういった人はどうしても髪にダメージを受けてしまいます。そのため、活動が終わったらすぐに屋外にいるのをやめて、紫外線を避けられる場所(屋内や日陰など)に移動することが良いですね。
【原因⑥】血行不良

血行不良は白髪の原因となります。血行不良になると血液の流れが悪くなり、髪を着色する働きをする「メラノサイト」という色素幹細胞に必要な栄養素が届かなくなってしまいます。
その結果、「メラノサイト」の活動が鈍くなったり、最悪活動そのものが行われなくなるとメラニン色素が作れなくなってしまい、髪を黒くする仕組みが壊れてしまいます。 頭皮は、頭皮(頭)の位置が心臓よりも高い位置にあるため、足に比べて頭皮には血液が行き届きにくいというわけです。
高さにそれほど差があるわけではありませんが、血液のポンプとなる心臓よりも低い位置にある臓器や器官のほうが血液が届く勢いというのは違うんでしょうね。したがって、必要な量の血液は送られてはいるものの、頭皮は血行不良になりやすいのです。 この頭皮の血行不良は、若い人でも起こることがあります。確かに歳を重ねた人と比べれば起こりにくいのかもしれませんが、若い人でも血行不良になります。
それは普段の生活習慣に影響します。若いからと言って普段の生活習慣が乱れているようでは、若いからという理由だけでは安心できないのです。
【原因⑦】タバコ

タバコも白髪の原因になる可能性があります。なぜなら、タバコは血行不良を引き起こす原因となるからです。タバコにはニコチンが含まれており、ニコチンは血管を収縮させる働きがあります。血管が収縮すると血液の流れが悪くなります。
血液の流れが悪くなり、血行不良になると、髪を着色する働きをする「メラノサイト」という色素幹細胞に必要な栄養素が届かなくなり、「メラノサイト」の活動も低下し、髪の着色が行われずに白髪が生えてしまいます。
タバコ自体は体にとって悪い影響が多く、髪の成長やキレイな髪色にも障害を与える場合があります。禁煙は困難かもしれませんが、できる限り喫煙を控えることで白髪の原因を減らすことができるかもしれません。
【原因⑧】眼精疲労

目の使い過ぎによる眼精疲労も白髪の原因となります。目を使いすぎると眼球付近の筋肉が凝り固まってしまいます。すると、毛細血管の血流は滞ってしまうため、疲労物や老廃物が蓄積されます。
また、眼精疲労になると目の筋肉の力の機能が弱くなり、他の筋肉(例えば頭皮やこめかみの筋肉)を使うため、それらの筋肉を使うことになり、頭部の筋肉が凝り固まって血行不良となります。
ここで何度も述べていますが、血行不良になると「メラノサイト」に必要な栄養素が届けられなくなり、「メラノサイト」の活動が低下したり、正常に機能しなくなってしまいます。
なので、目を使い過ぎないようにしましょう。20代の方でお仕事上どうしても目を酷使してしまう人は、目をマッサージしたり、休み時間はパソコンから離れる、など目を休ませる時間を作りましょう。休日もできるだけ目を休ませるようにしましょう。
また、普段スマホを使い過ぎている人も要注意です。スマホから出るブルーライトを浴びると夜中にブルーライトを浴びると、脳が覚醒し、睡眠をつかさどるホルモン(メラトニン)の分泌が抑制されると言われています。
ただでさえ画面の小さいスマホを見ることは目にとってとても負担になりますし、夜眠りにくくなり、余計に目を使うきっかけになってしまいます。
夜は時間を決めてスマホを触らないよう工夫して、できるだけスマホから離れて睡眠を優先させるようにしましょう。目をできるだけ休ませることが大事です。
【原因⑨】何らかの病気

慢性胃腸疾患や円形脱毛症、甲状腺疾患、鉄欠乏性貧血などの病気によって白髪が生える可能性があると言われています。
内臓系が弱ってしまうと栄養の吸収が悪くなり、メラノサイトに必要なメラニンを生成するための栄養素が不足してしまいます。その結果、白髪が生えるリスクも高まります。
また、これらの病気の治療に使用する薬の副作用によっても白髪が生じたり増えたりすることがあります。もし薬を服用してから白髪が増えたと感じる場合は、お医者さんに相談することをおすすめします。
若白髪を改善するためにやっておくべきこと
若白髪を改善するためにやっておくべきこととは、ここまでに説明した原因を一つずつ改善する行動を取ることです。
とはいえ、若白髪の原因の中には、改善できないものもあります(例えば遺伝など)。しかし、現在生えている白髪は必ずしも遺伝などの改善できない原因ではない場合もあるため、試しにできることから取り組んでみると変化が現れるかもしれません。
【やっておくべきこと①】ストレスを解消・発散する

ストレスを解消したり、発散することは白髪の改善につながることがあります。運動したり、友達と遊んだり、カラオケに行ったりすることで、溜まったストレスを解消・発散しましょう。一番大切なのは自分が好きなことを思い切り楽しむことですね。
ただし、運動が嫌いな人や友人関係が苦手な人、カラオケが苦手な人は逆効果になる可能性があるので、今一番やりたいことを思い切ってやりきると溜まったストレスも吹き飛んでしまいます。
ストレスが全くない生活を送るのは絶対無理なので、避けられないストレスと上手く付き合うためにメリハリのある生活を送ることが白髪の予防につながるかもしれません。
【やっておくべきこと②】食生活を見直して改善する

体重を気にしている人は、食事を減らしたくなる気持ちが分かります。しかし、髪を着色する細胞の活動に必要な栄養素まで減らしてしまうと、白髪の原因となってしまうため、ダイエットのし過ぎはおススメできません。
また、朝食や昼食を抜くことも、必要な栄養素が不足する原因となります。 ダイエットや多忙で食事を抜くことは白髪の原因となるため、できるだけしっかり食事を摂るようにしましょう。
【やっておくべきこと③】十分に睡眠を取る

睡眠をとることは髪にとって非常に重要です。睡眠不足は髪にとって大敵であり、十分な睡眠をとることは美しい髪を育てるためにも必要です。
ただし、単に寝るだけでは十分ではありません。なぜなら、睡眠の「質」も重要だからです。例えば、睡眠時間は十分でも、寝具や枕が合わない場合は疲労が残り、体が十分に休まらない状態になります。
そのような状態では、「メラノサイト」の活動も十分に行われません。したがって、質の高い睡眠が必要です。
例えば、硬い床や寝心地の悪いソファーで寝たり、椅子に座って何時間も寝たりしても、体は十分に休まりません。(一部の人にとってはそれでも十分に良く眠れるかもしれませんが)
なので、睡眠環境を整えることも重要です。自分にとって最も快適な環境で睡眠をとるようにしましょう。
【やっておくべきこと④】不必要に紫外線を浴びない

紫外線は体にダメージを与える強烈なものであり、髪にとっても非常に危険な存在です。長時間浴びると髪が傷んでしまうため、不必要に紫外線を浴びないようにしましょう。
外出せざるを得ない場合は、日傘をさしたり、帽子をかぶったり、日陰を歩いたり、バスを利用するなどの対策が良いです。また、外出する時間帯を選んだり(日中ではなく夕方以降にする)、思い切って外出しないという選択肢もあります。(予定が変更できる場合に限ります)
スプレータイプの日焼け止めも効果的です。髪から紫外線を守るためにUVカットスプレーを使うことも効果的です。お肌と一緒に使ってみると良いでしょう。
【やっておくべきこと⑤】禁煙する

禁煙は白髪を防止する効果的な方法です。煙草は血行不良の原因となるため、禁煙することで髪に変化が現れる可能性があります。
健康のためにも思い切って禁煙することをおすすめします。また、禁煙によって浮いたたばこ代を他の好きなことに使えるため、一石二鳥、一石三鳥かもしれませんね。
【やっておくべきこと⑥】目を使い過ぎない・目を出来るだけ休ませる

目の使い過ぎも白髪の原因となるため、できるだけ使用を控えましょう。仕事上避けられない場合は、パソコンのモニターを見ない時間を作り、頻繁に目を休ませましょう。
休日の過ごし方にも意識を向け、目を使わない活動を取り入れると良いです。特に休みの日はパソコンを使わずに外出することをおすすめします。
また、スマホを頻繁に操作してしまう人も目を多く使ってしまうため、使用しない時間を確保する必要がありますが、スマホから離れられない人もいるかもしれません。
そういう場合は、スマホ使用を制限する工夫が必要です。例えば、現在は面白いアプリが多くあり、スマホ使用を制限するアプリも存在します。このようなアプリは、スマホ依存症の手前にいる人にとって役立つかもしれません。

Forest by Seekrtech
目の使い過ぎも白髪の原因となるため、できるだけ使用を控えましょう。仕事上避けられない場合は、パソコンのモニターを見ない時間を作り、頻繁に目を休ませましょう。
休日の過ごし方にも意識を向け、目を使わない活動を取り入れると良いです。特に休みの日はパソコンを使わずに外出することをおすすめします。
また、スマホを頻繁に操作してしまう人も目を多く使ってしまうため、使用しない時間を確保する必要がありますが、スマホから離れられない人もいるかもしれません。
そういう場合は、スマホ使用を制限する工夫が必要です。例えば、現在は面白いアプリが多くあり、スマホ使用を制限するアプリも存在します。このようなアプリは、スマホ依存症の手前にいる人にとって役立つかもしれません。
Focus
ネコがパートナーとなり、あなたがスマホを触らないようサポートしてくれるアプリです。目標時間を決めて、その目標が達成できればご褒美としてキャンディがもらえます。
スマホをいじってしまうと悲しいことにキャンディがもらえません。また、キャンディを集めるとさまざまな猫をパートナーにすることができるので、頑張りましょう♪
※Andorid版は確認できませんでした。。
SleepTown
就寝時間と起床時間を設定し、その時間になるとビルの建設が始まります。驚くことに、建設中にスマホをいじると建物が破壊されてしまいます。
さらに、現在50種類以上の建物が用意されており、今後も追加される予定です。このアプリは夜更かし防止に面白いですね。
※こちらはiOS版は用意されておらず、Andorid版のみのようです。
なかなか自分の意志だけでは目を使わないようにするのに苦労されてる人は、以上のような目を使わない工夫を色々とされてみると良いです。
色々やってみたけど若白髪が改善しない場合は

色々やってみたけど、若白髪を改善することができなければ、白髪染めをするか白髪をカットするかですね。ただし、白髪染めを選ぶ場合は、お肌に優しい白髪染めシャンプーや白髪染めトリートメントを使用すると良いです。
白髪染めヘアカラーにはお肌に強い薬品が使われており、アレルギーの危険性もあります。まだお肌の弱い方が使用するとアレルギーのリスクがあるため、できるだけお肌に優しい白髪染めを選ばれると良いです。
ただし、白髪染めは費用がかかるため、若い人には負担となるかもしれません。お財布と相談しながら、白髪染めするならカットをする方が良いと思います。
何もしないというのも一つの選択肢だと思います。そのままの自分でいることを選ぶことも大事です。
最後に
ここまでで、若白髪の原因について調べた内容をご説明させていただきました。すでにお話ししましたが、若白髪は様々な要因によって生えてくるものです。
しかも、現時点では要因を特定することはできません。原因が特定できないということは、一番の改善方法が何か分かりません。睡眠不足が原因かもしれませんし、遺伝かもしれません。
しかし、ここで述べた改善方法を実践することは意味があります。それは髪を着色する細胞の活動にとって非常に良いことだからです。
若白髪の原因を特定することはできなくても、髪を着色する細胞の活動に良いことをすることは白髪改善につながる可能性があるため、決して無駄ではありません。
遺伝など治すことのできない要因がある場合は確かにどうすることもできませんが、それ以外の要因であれば決して無駄ではありません。 もし若白髪が生えてきている方は、ここでご説明した「若白髪を改善するためにやっておくべきこと」を実践してみましょう。

