薄毛と白髪のどちらもケアすることができる対策方法とは?

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白髪が生えてくるとなんだかイヤな気持ちになりますが、さらに薄毛になるともっとイヤな気持ちになりますよね。

多くの人が抱える髪の悩みが「薄毛」と「白髪」の悩みですが、薄毛と白髪どちらも対策しておきたいですよね。では薄毛だけでなく白髪もケアすることができる対策方法とはいったいどんな方法なのでしょうか。

対策を知る前に、まずは薄毛と白髪それぞれの原因に知っておくことが大事です。ではまず薄毛と白髪それぞれの原因についてお話しします。
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薄毛の原因とは

薄毛の頭皮

まずは薄毛の原因についてお話ししますね。薄毛の原因はまだ良く分かっていないところもありますが、次の原因が薄毛の原因と言われています。

薄毛の原因(例)

  • 遺伝
  • ストレス
  • 栄養不足
  • 血行不良
  • 頭皮環境
  • 頭皮への負担

遺伝

薄毛には遺伝的要素が大きく関係しています。必ずしも誰でも薄毛は遺伝するわけではありませんが、お父さんが薄毛やハゲている場合、その子供はハゲやすい遺伝子を持っている確率は高いです。

あくまで確立の話ではありますが、お父さんの遺伝子をその子供が受け継いでしまうわけです。ちなみに、男性だけでなく女性も薄毛やハゲやすい遺伝子を受け継ぐことがあると言われています。ハゲところまでは行かないものの、影響は受ける場合があります。

ストレス

ストレスは薄毛の原因と言われています。ストレスは血行不良を引き起こす原因となりますが、この血行不良が薄毛を引き起こすんです。血行不良になると頭皮や髪に必要な栄養素が届けられなくなるので、髪が栄養不足になって髪に元気が無くなったり髪が抜けてしまうことがあります。

また、ストレスを受けると身体の中にある亜鉛が消費されてしまいます。亜鉛はケラチンと言う髪の毛に必要なたんぱく質を合成するのに大事な栄養素なので、亜鉛を多く消費してしまうと髪が作られることに悪影響を及ぼしてしまいます。

なので、ストレスは頭皮や髪に良くないためストレスは頭皮や髪にとって大敵です。

栄養不足

栄養不足も薄毛の原因となります。髪の毛を作るのに必要な栄養素が無ければ薄毛になったりハゲてしまいます。なので、髪に必要な栄養素をしっかり摂るのは大事です。

無計画に無理に続けているダイエットや偏った食事をとっている人、他にも朝食を抜く、好きな物ばかり食べているような人は栄養不足になりやすいので、髪の量の減少が気になったり髪が細くなって来たと気になる場合は栄養不足が原因の可能性があります。

血行不良

血液によって頭皮や髪に必要な栄養素が運ばれてくるのですが、血行不良になると頭皮や髪の毛に必要な栄養素が届きにくくなるため髪が栄養不足になるため、髪に元気が無くなったり酷い状態だと抜け毛が生じてしまいます。

頭皮環境

頭皮環境が悪いと薄毛の原因となります。頭皮の環境が乱れていると髪の毛が成長しにくく、酷い状態だと髪の毛の成長が止まってしまいます。

たとえば、自分の頭皮に合ってないシャンプーを使っていたり、シャンプーの仕方が間違っているとき、毛穴に皮脂が詰まっているなどで頭皮環境が悪いと髪が抜けてしまったり髪の成長を妨げてしまいます。

頭皮への負担

頭皮に負担をかけることで薄毛の原因になってしまう場合があります。たとえば、髪を伸ばすと毛穴に負担をかけて毛穴にダメージを与えて髪の成長に悪影響を与えてしまったり、パーマをかけたりパーマ液による悪影響(頭皮が痛んだり、かゆみが出るなど(アレルギー症状))などがあります。

他にもスタイリング剤や自分の頭皮や髪に合わない白髪染めなども頭皮へ負担をかけてしまう原因となる場合もあります。シャンプーの仕方も、ゴシゴシ強く洗うと頭皮がダメージを受けてしまい負担になってしまいます。

白髪が生えてくる仕組みとその原因とは

白髪が生えてきている頭

次に白髪の原因についてお話しします。白髪の原因も多く研究されてきてはいますが、まだ分かっていないことが多いです。ではまず白髪が生えてくる仕組みについてお話しします。

白髪が生えてくる仕組み

白髪が生えてくる仕組みには次の4つが関係しています。

チロシナーゼ

チロシンと呼ばれるアミノ酸から、黒や茶褐色と言った髪の色の元となるメラニン色素を作り出す酸化細胞。

 

メラノサイト

色素細胞と呼ばれる細胞で、このメラノサイトの中にチロシナーゼが存在します。メラノサイト内のチロシナーゼがチロシンを原料にメラニン色素が作られ、髪を作る色素細胞に送られます。

 

チロシン

メラニン色素の原料となるアミノ酸の一つです。

 

メラニン色素

髪の色の元となる色素です。

以上が髪が黒くなるのに関係してますが、『何らかの原因』によってメラノサイトの活動が低下したり、チロシンがかなり不足するといったことが起きてしまうとメラニン色素が作られずに髪に色を付けることができず色のついていない髪、つまり白髪が生えてきてしまいます。

では次に、『何らかの原因』とはどんな原因があるのでしょうか。考えられる『何らかの原因』は次の通りです。

白髪の原因(例)

  • 加齢(老化)
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 無理なダイエットや偏った食事
  • 妊娠・出産・女性ホルモンのバランスの乱れ
  • 眼精疲労
  • 運動不足
  • タバコ
  • 紫外線
  • 何らかの病気

加齢(細胞の老化)

加齢(老化)により体は衰えていきますが、髪を黒くするように働く細胞も当然同じように衰えてきます。加齢による身体の衰えは止めることはできないため、加齢による白髪は改善することはできずどんどん白髪が増えてきてしまうのは避けることができません。細胞を若返らせる薬や治療などがあれば良いのですが。。

ストレス

ストレスも白髪の原因となります。

ストレスを受けると血管は緊張状態になります。緊張状態が続けば血管が収縮したままとなり血行不良になってしまいます。血行不良になるとメラノサイトの活動に必要な栄養素が届けられなくなって活動が低下してしまいます。

睡眠不足

睡眠不足になると、身体が休まらずに緊張した状態が続いてしまいます。緊張した状態が続くと血管が収縮した状態になり血流の流れが悪くなります。最悪血行不良となってしまいメラノサイトの活動に必要な栄養素が届けなくなりメラニン色素が作られなくなってしまいます。

なので、睡眠不足が続くとメラニン色素が存在しない髪が生えてきてしまう場合があります。

無理なダイエットや偏った食事

無理なダイエットや偏った食事はメラノサイトの活動に必要な栄養素が摂取できないため、メラノサイトの活動が低下してしまいます。なので、メラニン色素が作られず髪にメラニン色素が存在しない髪が生えてきてしまう場合があります。

妊娠・出産・女性ホルモンのバランスの乱れ

妊娠・出産・女性ホルモンのバランスの乱れにより、血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなるといずれ血行不良になります。血行不良はメラノサイトの活動に必要な栄養素が届かなくなってしまうためメラニン色素が作られなくなり白髪が生えてきてしまいます。

眼精疲労

眼精疲労が続くと目の筋力が落ちてしまい、頭皮やこめかみ周りの筋肉を使うようになります。すると頭皮の血液の流れが滞ってしまうため、眼精疲労を放置しておくと血行不良になってしまいます。血行不良になるとメラノサイトの活動に必要な栄養素が十分に届けられなくなり、メラノサイトの活動が低下しメラニン色素が作られず白髪が生えてきてしまいます。

運動不足

運動不足は筋力が落ちますが、筋力が落ちてしまうと血液を送る力も落ちてしまいます。なので、メラノサイトに送られる栄養素が十分に送られなくなってしまいます。メラノサイトに十分に栄養素が届けられなくなるとメラニン色素が十分に作られなくなり白髪が生えてきてしまいます。

タバコ

タバコはニコチンを含んでおり、このニコチンは血管を収縮するため血液の流れが悪くなってしまいます。血液の流れが悪くなれば血行不良になりメラノサイトの活動に必要な栄養素が十分に届けられなくなるためメラニン色素が作られず白髪が生えてきてしまいます。

紫外線

紫外線は頭皮にとって有害です。そんな紫外線浴びることで、大量の活性酸素が発生しまうのですが、頭皮の細胞を酸化させていくのでメラノサイトが衰えてしまいます。なので、メラノサイトの活動に悪い影響を与えます。

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メラノサイトが衰えてしまうとメラニン色素が作られなくなり白髪が生えてきてしまいます。

何らかの病気

何らかの病気というのは慢性胃腸疾患や円形脱毛症、甲状腺疾患、鉄欠乏性貧血と言った病気のことで、白髪が生えてくる場合があると言われています。

病気によって内臓の器官が弱ってしまうと、栄養の吸収が悪くなってしまいます。栄養の吸収が悪くなると、メラノサイトの活動に必要な栄養素が十分に摂れなくなるため、結果としてメラニンが生成される数も少なくなって白髪が生えてきてしまいます。

「薄毛」と「白髪」どちらにも共通している原因

人差し指を立てる女性

「薄毛」と「白髪」の原因についてお話ししましたが、「薄毛」と「白髪」のどちらにも共通している原因は次の通りです。

薄毛と白髪の共通している原因

  • ストレス
  • 無理なダイエットや偏った食事
  • 血行不良

では以上の「薄毛」と「白髪」のどちらにも共通している原因をケアする方法とはどうすれば良いのかお話しします。

ストレス

日常生活においてストレスを全く受けないで生活することは無理ですよね。ではどうすれば良いのかと言うと、方法は2つあります。

・ストレスを受けるところから離れる
・ストレスを出来るだけためずに発散する

ストレスを受けるところから離れる

ですが、ストレスを受ける環境から離れるのは、つまりストレスを出来るだけストレスを受けないことです。人間関係でストレスを受けるのであればその人たちから距離を置く、上司からのストレスが辛ければ現場を変えてもらうなどすると良いです。

ストレスを出来るだけためずに発散する

ストレスを全く受けないで生活するのは無理ですよね。でもストレスを受けないで生活するのはできないので、ストレスをためずに発散することが大事です。

ストレス発散には色んな方法がありますが、次のものがあります。

ストレス解消になりそうなこと①

  • いつもよりたくさん睡眠を取る
  • 入浴する
  • アロマテラピーを楽しむ
  • 外出する
  • 買い物をする
  • 旅行する
  • 良く笑う
  • 何も考えずにぼーっとする
  • 動物に触れあう
  • ネコカフェやウサギカフェなどに行く
  • 森林浴する
  • 映画を見る
  • 読書する
  • コンサートやライブに行く
ストレス解消になりそうなこと②

  • 叫ぶ・大声を出す
  • 瞑想する・ヨガをする
  • マッサージしてもらう
  • スポーツ観戦する
  • 筋トレをする
  • ジムに行く
  • 運動する
  • 部屋を片付ける
  • 音楽を聴く
  • 色んなサークルに参加する
  • 飲み会をする・参加する
  • 愚痴を吐き出す
  • 実家に帰る
  • ドライブする

ストレス発散方法を挙げましたが、できるだけ楽しめるものが良いですね。無理にやろうとして逆にストレスをためるようなことになれば逆効果ですからね。

無理なダイエットや偏った食事

無理なダイエットや偏った食事はメラノサイトの活動に必要な栄養が充分摂取できずにメラノサイトの活動が低下してしまう場合があります。なのでメラノサイトに必要な栄養素をしっかり摂ることが大事です。

薄毛に大事な栄養素とは、「タンパク質」「ビタミン」「亜鉛」の3つが代表的です。また、「タンパク質」「ビタミン」「亜鉛」の3つは白髪対策にも効果があると言われています。なので、できるだけ摂取するようにしましょう。

タンパク質

髪はタンパク質から作られており、髪の成長にも欠かせない栄養素です。なので、タンパク質が不足すると薄毛の原因になります。適度にタンパク質を摂るようにするよう心がけるのが大事です。

たんぱく質を多く含む食材(例)

たんぱく質は、乳製品、肉類、魚介類、卵、大豆類などに含まれます。

ビタミン

ビタミンには薄毛に効果が期待できると言われていますが、薄毛に効果が期待できるビタミンには色々あります。

ビタミンA

ビタミンAは頭皮を健やかに保つ効果があります。抗酸化力が高いのも特徴の一つです。

ビタミンAを多く含む食材(例)

ビタミンAは、小松菜、ほうれん草、モロヘイヤ、にんじんなどに多く含まれています。

ビタミンB群

ビタミンB群には、「ビタミンB1」「ビタミンB2」「ビタミンB3」「ビタミンB5」「ビタミンB6」「ビタミンB7」「ビタミンB9」「ビタミンB12」などがあります。

中でも「ビタミンB2」と「ビタミンB6」「ビタミンB7(ビオチン)」は育毛には大事ななビタミンです。

ビタミンB2:発育のビタミンとも言われるビタミンで、髪の毛の主成分であるタンパク質の生成を促します。
ビタミンB6:タンパク質の吸収を促進させる効果が期待できます。
ビタミンB7(ビオチン):タンパク質の合成を助ける働きがあります。また、頭皮の血行を改善する効果も期待できます。
ビタミンBを多く含む食材(例)

各ビタミンBに多く含まれる食材は次の通りです

ビタミンB2:レバー、うなぎ、卵、納豆、乳製品、葉菜類などに多く含まれています。
ビタミンB6:かつお、まぐろなどの魚類、レバー、肉などに多く含まれています。
ビタミンB7(ビオチン):レバー、卵黄の他、いわし、牡蠣などの魚介類、落花生、卵、くるみ、ひまわりの種、きな粉、玄米ごはん、カリフラワー、バナナなどに多く含まれています。

ビタミンC

頭皮をはじめとする皮膚、血管、腱などを形成する成分にコラーゲンがあります。このコラーゲンが生成されるときに必要なのがビタミンCの働きです。ビタミンCが不足していると酵素がきちんと働かず、コラーゲンの生成されないためビタミンCをしっかり摂ることが大事です。

ビタミンCを多く含む食材(例)

ビタミンCは、赤ピーマン、黄ピーマン、アセロラジュース、パセリ、レモンなどに多く含まれています。

ビタミンE

ビタミンEは血行を促進する働きのあるビタミンです。血行を促すため、髪の毛に必要な栄養素が届きやすいため髪の毛を健康に育てることが期待できる栄養素です。

ビタミンEを多く含む食材(例)

ビタミンEは、魚介類、肉類(赤身)、米類、穀類、ナッツ類、緑黄色野菜、大豆、植物油、などに多く含まれています。

亜鉛

亜鉛はケラチンと言う髪の毛に必要なたんぱく質を合成するのに大事な栄養素です。亜鉛が不足してしまうと髪の毛を作ることができず薄毛の原因となる場合があります。

亜鉛を多く含む食材(例)

亜鉛は、牡蠣や煮干し・レバー・豆類・木の実などに多く含まれています。

「薄毛」と「白髪」の原因が重なるものは同時に対策が出来ます

髪をチェックする女性

「薄毛」と「白髪」の原因は様々ですが、原因が重なっている「ストレス」「無理なダイエットや偏った食事」「血行不良」なら「薄毛」と「白髪」を同時に対策することができます。

「薄毛」と「白髪」が気になっている人は是非「薄毛」と「白髪」対策を始めましょう。

最後に

薄毛と白髪のどちらもケアすることができる対策について、薄毛の原因と白髪の原因、そして薄毛・白髪どちらにも重なる原因についてお話ししました。遺伝だったり加齢と言った原因は改善のしようがありませんが、ストレスや栄養不足と言った原因であれば改善することができるので、積極的に実践してみてはいかがでしょうか。

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