白髪が生えてくるとイヤな気分になりますよね。見た目は老けて見えるのが本当に嫌ですよね。できればもう生えてこなかったらいいな・・・なんて思いますよね。
そんな白髪ですが、白髪が生えてきたり、増えてきたりするのを改善するのに運動するのが良いという噂があります。運動で白髪が生えてこなくなったら嬉しいですよね。運動ならあまり難しいそうじゃないですもんね。
では本当に運動すれば本当に白髪が生えてきたり、増えてこなくなったりすることなんてあり得るのでしょうか?そこで、白髪が改善するのに運動するのは効果的なのかお話ししますね。
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白髪を改善するのに運動するのは効果的なの?
白髪を改善するのに運動するのは効果的なのかと言うと、運動不足が原因によって生えてきてしまった白髪なら効果的です。と言うことはつまり、運動が原因以外の原因で生えて来た白髪の場合は、運動をしても白髪は改善されないということです。
では運動不足が原因で生えて来た白髪について具体的にお話していきますね。
なぜ運動不足になると白髪が生えてくるの?
運動不足になるとなぜ白髪が生えてくるのか、その仕組みは次の通りです。
頭皮が血行不良になると白髪が生えてきやすくなる
頭皮が血行不良になると白髪が生えてきやすくなります。なぜ頭皮が血行不良になると白髪が生えてきやすくなるかと言うと、髪を黒くするよう働いている細胞の活動に必要な栄養素が届けられなくなり、髪を黒くするよう働いている細胞の活動が鈍くなってしまう場合があります。すると、髪に色が付かなくなってしまうため、色が付いていない髪、つまり白髪が生えてきてしまうというわけです。
血行不良を引き起こす原因の一つが運動不足
そしてこの血行不良を引き起こす原因の一つが運動不足です。運動不足は筋力の低下を引き起こしてしまい血液の巡りが悪くなってしまいます。すると、十分な血液がきちんと心臓に戻すことができなくなり血行不良を起こしてしまいます。
白髪が生える仕組み
髪は毛母細胞という細胞から作られます。その毛母細胞に色素細胞と呼ばれる「メラノサイト」がメラニン色素を渡し、髪が作られる過程でメラニン色素が取り込まれそのまま髪が伸びて立派な黒髪になります。
ですが、このメラニン色素が無ければ色が付いていない状態のままの髪、つまり白髪が生えてきます。また、メラニン色素を作るメラノサイトの活動も行われないとメラニン色素が存在しない状況になってしまうわけですから、メラノサイトの活動がなければ髪は黒くなりません。
なので、運動不足により血行不良が起きてしまうと、メラノサイトの活動が鈍ってしまってメラニン色素が作られない、だから髪に色が付いていない白髪が生えてきてしまう、ということが起きてしまいます。
運動することで血行が良くなればメラノサイトの活動も活発になり白髪が改善することも
運動することで頭皮の血行が良くなれば、十分に血液が行き渡り、メラノサイトの活動が活発になることがあります。メラノサイトの活動が鈍っていても、血行不良が改善されればメラノサイトの活動が活発になることでメラニン色素が十分に作られるようになります。
メラニン色素が髪の毛の色になくてはならないので、十分に運動して血行不良を改善して白髪対策をしましょう。
運動不足を改善するならどんな運動が良い?
運動すると言っても、実際にどんな運動が良いのか分かりませんよね。ではどんな運動をするのが良いのか、いくつか例を挙げていきますね。
有酸素運動
有酸素運動は、体温を上昇させ血液のめぐりを良くし、肌や身体のコンディションを高めてくれる効果があります。血液の巡りを良くしてくれるということは血行不良
有酸素運動とは、簡単に言うと軽く息がはずむ程度の運動です。では有酸素運動にはどんなものがあるのかと言うと、次のものがあります。
- ウォーキング
- サイクリング
- エアロバイク
- 縄跳び
- 水泳
- ランニング
- エアロビクス
ウォーキング
ウォーキングは誰でも始められるとても簡単な有酸素運動です。しかも長い時間続けやすいですし、ある程度の期間続けやすいのが特徴です。若い人からお年を重ねた人まで始めることができます。
また、手を大きく振る、歩幅を広くして歩くなど工夫することで運動量を増やすことが出来るので色々試してみるとより効果的です。
サイクリング
通勤や通学で自転車に乗っている人は多いかと思います。十分自転車で有酸素運動が出来ているわけですからね。なので、普段乗り慣れている人は、休みの日も自転車で出かけるようにしてみると良いですね。もし普段自転車に乗ることが無い人も、休みの日に自転車でお出かけして自転車に乗る時間を増やしてみると良いです。
エアロバイク
エアロバイクはジムで良く利用しているという人はいるかと思います。普段自転車に乗らない人は自転車のかわりになるエアロバイクで有酸素運動すると良いですね。また、ウォーキングとは違い膝への負担もなく続けることができます。
縄跳び
縄跳びも有酸素運動の一つになります。下半身が鍛えられるだけでなく、腕や腹筋なども鍛えることができます。ただし、長くやると息が切れるほど激しい運動になりますし、怪我の危険もあるので、あまり無理しないで行うようにしましょう。
水泳
水泳は有酸素運動の中でも激しい運動の中の一つです。体全身を使うので運動不足には非常に効果的です。また、水の浮力によって、腰や膝への負担が抑えられるため故障もしにくいため効果的な運動です。
ただし、ジムや運動施設など限られた場所でしか利用できないため気軽に出来ないのが欠点です。海水パンツも必要になるし、終わったらシャワーも浴びなければいけない、着替えが必要、など準備が必要です。ですが、ジムを利用している人は是非水泳をすると良いです。
ランニング
ランニングはウォーキングと同じように誰でも始められるとても簡単な有酸素運動です。ウォーキングよりは運動量も多く大変ですが、非常に効果的な有酸素運動です。ランニングをするときは、足への負担が大きくなるため、履くスニーカー選びは大事です。
できれば底が厚いものを履くと良いです。なぜなら、地面(コンクリート)からの衝撃が辛くなってくる(痛みが増大してくる)ので、そこが薄いものは長時間のランニングには耐えられません。底が厚いものは地面からの衝撃が軽減されます。
あまり長い時間のランニングは足へのダメージが溜まるため自分ができる範囲で行うのが良いですが、まずは足への負担を軽くしてくれる底が厚めのスニーカーを履いてランニングに集中しましょう。
エアロビクス
エアロビクスは、ダンス形式の有酸素運動です。音楽に合わせてダンス的な要素を取り入れ、全身の筋肉を使うことで有酸素運動能力を高めていきます。結構激しい動きもありますが、楽しく行うことができるため、ストレス発散にも効果がありそうですね。
エアロビクスを行うのは場所が限られてしまうのが欠点ですが、楽しくすることができるのが大きな特徴です。
以上が有酸素運動の一例になります。上に挙げた有酸素運動の中ならウォーキングやランニングはすぐに始められそうですね。とはいっても運動しやすい服装を用意する必要はありますし、スニーカー選びも重要です。
ウォーキングシューズやランニングシューズと言った専用のスニーカーを履くのはとても大切です。足への負担が大きいとウォーキングやランニングに集中できなくなってしまいますからね。簡単に始められるものの準備はしっかりしておきましょう。
大事なのは三日坊主にならないこと
運動不足を改善するのに大事なことは三日坊主にならないことです。
白髪の根元が黒い白髪は再び黒髪が生えてきた証拠
白髪の根元が黒い白髪は再び黒髪が生えてきた証拠です。というのも、髪に色が付くようになりそのまま髪が伸びてきているからです。もし白髪の根元が黒い白髪を発見したら、運動不足が改善されたことによって髪に色が付くようになったかもしれません。
なので、ひとまずは白髪の根元が黒いのを見つけたら運動不足が改善されたこと思って良いでしょう。ただし、やってはいけないのは運動をやめてしまうことです。再び運動不足になってしまってはまた髪に色が付かない状態が繰り返されてしまいます。
せっかくメラノサイトの活動が活発に行われるようになったのに、また運動不足により血行不良を引き起こしてはまた髪に色が付かないことになりかねません。そもそも運動することは髪にも健康にも良いことなので、適度に運動をするのは良いことです。
運動不足以外にも白髪が生えてくる原因って何?
運動不足が引き起こす頭皮の血行不良が白髪の原因とお話ししました。では運動不足以外にも白髪が生えたり増えたりする原因って何なのでしょうか。
老化(加齢)
年齢を重ねると身体が衰えていきますが、同じようにメラノサイトも衰えていきます。年齢を重ねることでメラノサイトが衰えてしまい活動が鈍くなったり、最悪メラノサイトが死んでしまうとメラニン色素が作られなくなってしまうため、白髪が生えたり増えるようになってしまいます。
ストレス
ストレスは血行不良を引き起こす原因となるため白髪が生えたり増えたりする原因となります。ストレスを受けたり発散できずにため込んだままでいると、心も体も緊張状態を引き起こしてしまいます。その緊張状態が続くと血管が収縮したままとなり血液の流れが悪くなります。つまり血行不良の状態になるというわけです。
血行不良はメラノサイトの活動に必要な栄養素が届けられなくなるため、メラノサイトの活動が鈍くなってしまいます。なので、ストレスを受けないように・・・と言いたいところですが、日常生活においてストレスを受けないで一日過ごすというのは無理ですよね。なので、ストレスを受けてもため込まないようにすることが大事です。ストレスを発散するようにしましょう。
睡眠不足
睡眠不足が続くと血管が縮まり、血行が悪くなります。なので睡眠不足は血行不良の原因となります。「睡眠負債」という言葉がありますが、身体にとってもメラノサイトにとっても睡眠不足は非常に悪いことです。また、睡眠不足の状態だとイライラしやすくストレスを受けやすい状態になります。できるだけ睡眠をしっかりとるようにして睡眠不足を改善しましょう。
眼精疲労
眼精疲労の状態になりそのまま放置しておくと、目を動かす筋肉の硬直が全身の筋肉に伝わり、血行不良を引き起こしてしまうことがあります。眼を使わない時間を作って眼を休ませると良いです。また、熱めのお湯でしぼったタオルで目を覆うようにパックするのも効果的ですね。目の周りの血管が広がり、血行が良くなります。(やけどしないように注意しましょう)
無計画で無理なダイエットや偏った食生活
ダイエットは美容や健康にとても良いですが、無計画で無理なダイエットや偏った食生活を続けていると、栄養に偏りが出てしまい必要な栄養素が十分に摂取できていないといったことが起きてしまうかもしれません。健康的なダイエットを心がけることや、偏った食生活を見直すことが大事です。
タバコ
タバコも血行不良の原因となります。タバコはニコチンを含んでいますが、そのニコチンは血管を収縮させる作用があります。つまり血液の流れを妨げる原因となるため血行不良を引き起こしてしまいます。なので、血行不良の原因となるタバコはやめるべきですね。
紫外線
紫外線はメラノサイトにとって良くない存在です。と言うのも、紫外線を浴び続けると、「メラノサイト」がダメージを受けてしまい、「メラノサイト」の活動が低下しまうからです。紫外線が強い時期、特に夏場は髪を紫外線から守るよう工夫することが大事です。
とはいっても紫外線を全く受けないで生活することは無理なので、帽子をかぶったりUVカットスプレーといったスプレータイプの日焼け止めを使って髪から紫外線を守るのも効果的です。
何らかの病気
慢性胃腸疾患や円形脱毛症、甲状腺疾患、鉄欠乏性貧血と言った病気になると白髪が生えてたり増える可能性があると言われています。
病気によって内臓系が弱ってしまうと、栄養の吸収が悪くなり、「メラノサイト」に必要な栄養素が足りなくなってしまってしまいます。また、そういった病気のために服用するお薬の副作用により白髪が生えたり増えたりすることもあるかもしれないので、もしお薬を服用してから白髪が生えてきたり増えてきた気がするのであれば、お医者さんに相談されると良いです。
最後に
白髪を改善するのに運動するのが効果的なのかについてお話ししました。白髪は血行不良により髪を染める働きが十分に出来ず髪を黒くするメラニン色素が作られないことで生えてきます。運動不足はその血行不良の原因になるため、運動不足が原因で起きてしまった血行不良を改善するために運動することで再び髪が黒くなる場合があります。
運動不足は髪にとっても健康にとってもとても悪いことなので、適度に運動して運動不足を解消すると良いです。有酸素運動が効果的なので、有酸素運動の中からすぐに出来そうなものから取り組んでみてはいかがでしょうか♪