【治る?】白髪が治せる薬は存在する?いつになれば治せるの?

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髪の悩みである薄毛を解決するためには、飲む育毛剤や養毛剤がテレビCMや広告などでよく見かけますが、白髪の薬については聞いたことがありません。なぜなのでしょうか?

白髪染めはテレビCMや広告などでよく見かけますが、白髪染めは薬ではなく、一時的に白髪を「隠す」ためのものです。

では、白髪を治すための薬は存在するのでしょうか?

白髪を治す薬は存在しない

白髪を治す薬は存在しません

2023年においてもまだ白髪を治す薬は存在していません。また、いつになれば治せるのか、それも分かりません。

なぜ髪が白くなるのか、その仕組みはある程度解明されてきてはいるものの、完全に解明されてはいませんし、白髪を治すための研究が今現在もなお様々な研究機関で行われています。

また、大手化学メーカーの花王さんは数多くの白髪染めを販売しており、研究会を発足して各大学に対し、白髪に関する研究助成を行っています。

参考:花王メラニン研究会について:https://www.kao.co.jp/rd/melanin/about/index.html

また、大学にて様々な白髪治療の研究がおこなわれています。

美容師の現場では黒い毛が再生することがあるのを見ていたため,様々な方法を試したところ,ある条件下で黒い毛が生えることが判明。そして2年前,シンガポールの学会で研究成果を発表し,大きな反響を得ることができました。
参考:岐阜大学のホームページ:白髪や白斑のメカニズムを解き明かす。
https://www.gifu-u.ac.jp/about/publication/g_lec/special/31_aoki.html

(中略)~メラノソーム輸送の各ステップ(メラノソームの形成・微小管輸送・アクチン線維への受け渡し・アクチン輸送・細胞膜へのつなぎ止め・ケラチノサイトへの転移の6つのステップ)を制御する因子を同定することにより、メラノソーム輸送の分子メカニズムの全貌を解明することを目的とした。~(中略)
参考:メラニン色素輸送制御の分子メカニズムの解明
https://kaken.nii.ac.jp/ja/report/KAKENHI-PROJECT-18207015/182070152008jisseki/

以上のように、最先端の研究が行われている白髪治療については、現時点ではまだ「白髪を改善する薬」は開発されていないようです。

現在の白髪治療はまだ研究段階であり、白髪を治す薬は存在しないため、現時点では白髪染めを使うしかない状況です。なので、根本的な解決策とは言えませんが、代わりに多くの白髪染めが販売されています。

白髪を治す薬はないけど、私たちが今白髪改善のために出来ること

髪の毛を見てほほ笑む女性

白髪を治す薬は残念ながら存在しませんが、それでも私たちが今白髪改善のためにできることは何でしょうか?

それは、髪を黒く着色している細胞にとってマイナスになるようなことはできるだけしないことです。

髪は元々白いのですが、その白い髪を黒く着色しているのが「メラノサイト」という細胞です。この「メラノサイト」が正常に活動し、「チロシナーゼ」という酵素を原料として「メラニン」と呼ばれる色素を作り出すことで髪が黒くなります。

今生えている髪が白いのは、「メラノサイト」の活動が何らかの悪い影響を受けてしまうことで活動が低下したり、「メラノサイト」自体が死滅して髪を黒くする仕組みが失われたためだと考えられています。

もし「メラノサイト」自体が死滅している場合、髪を黒くすることはできませんが、現在残っている「メラノサイト」の活動を妨げる要因があれば、それを改善することで黒髪が黒くなり、白髪が増えるのを防ぐことができるかもしれません。

白髪を黒髪にすることはほぼ難しいですが、増えることは防ぐことができるかもしれません。ただし、白髪の原因が遺伝によるものであれば、白髪を避けることはできません。

しかし、それ以外の原因であれば、生活習慣の改善により白髪の増加を抑えることができるかもしれません。

黒髪のために生活習慣の改善をしてみましょう

白髪を黒髪に変えることはできませんが、現在生えている黒髪が今よりも白髪に変わらないようにするために、今できることは生活習慣の改善です。

【生活習慣の改善①】栄養の偏った食事や過度のダイエット

ダイエット中の女性

普段、あなたはどのような食事をされていますか?栄養の偏った食事や過度のダイエットは白髪の原因になるとも言われています。

栄養の偏った食事を繰り返すと、「メラノサイト」の活動に必要な栄養素が不足してしまい、髪を染めることができなくなってしまう場合があります。

なので、バランスの取れた食事をとるようにしましょう。特にミネラルや銅、カルシウムといった成分の摂取が必要です。

過度のダイエットも同様で、「メラノサイト」の活動に必要な栄養素が不足してしまいます。カロリーはいらないけれども、必要な栄養素だけは摂取するということは簡単にできるものではありません。

ですので、過度のダイエットには注意しましょう。バランスの取れた食事を摂ることが難しければ、サプリメントで不足しがちな栄養素を補うことが良いでしょう。できれば食事から必要な栄養素を摂ることが理想ですね。

【生活習慣の改善②】睡眠不足

睡眠中のイヌ

睡眠不足も白髪の原因となります。睡眠不足の状態が続くと成長ホルモンの分泌が妨げられてしまい、血行不良を引き起こす場合があります。

血行不良になると、「メラノサイト」の活動に必要な栄養素が届けられなくなり、「メラノサイト」の活動が低下して髪に色が着色されず白髪が伸びてしまいます。そのため、十分な睡眠が必要です。

また、睡眠は「量」だけではなく、「質」にもこだわる必要があります。例えば不慣れな場所(寝心地の悪いソファーやイスで寝るなど)で眠ると、それは質の低い睡眠です。

いくら寝たとは言え、質の睡眠の場合は体は休まらず、逆にストレスを感じるようになります。

ストレスは自律神経を乱し、血行不良や新陳代謝を妨げる要因となるため、「メラノサイト」の活動の低下につながります。睡眠を取る際は、しっかり眠れる布団と枕で寝るようにしましょう。

【生活習慣の改善③】ストレス

ストレスが溜まっている犬

ストレスも白髪の原因になります。先ほどの「睡眠不足」の説明でも述べましたが、ストレスは自律神経を乱し、血行不良や新陳代謝を妨げる要因となります。


血行不良が起こると、髪の色を着色するために必要な栄養素が「メラノサイト」に届かず、その活動が低下し、結果として白髪が生じます。できるだけストレスを受けないように心掛けたいですね。

しかし、仕事や家庭、学校など、様々な環境にいると、どうしてもストレスと向き合わなければならないこともあります。
人間関係や仕事のスケジュール、授業や部活動、家事や家族のことなど・・・完全にストレスから逃れて生活することは不可能です。

ですから、できるだけストレスを受けない環境に移動したり、溜まったストレスを解消・発散する方法を見つけることで、ストレスから離れるようにしましょう。ただし、ストレスから一時的に解放されるよう薬や大量の飲酒に頼るのはおすすめできません。

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ストレスから離れる

今の環境から離れるのが一番良いと思います。ですが、簡単ではないと思いますので、上司や先生、家族の方などに相談しましょう。また、イヤな人間関係からスパッと逃げてしまうのも決して悪いことではありません。

私も残業が多い現場で作業していた時は何度も相談しましたがなかなかその現場から離れることが出来ず苦労しましたが粘って交渉し続けた結果何とか解放されてストレスをあまり受けない現場に移動させてもらいました。なかなか周りは動いてくれないので、こちらの粘り強さが大事なんですよね。

今の環境から離れるのが一番良いと思います。ですが、それは簡単なことではないと思いますので、上司や先生、家族などに現状を相談することをお勧めします。イヤな人間関係からスパッと逃げてしまうのも決して悪いことではありません。

私も以前、残業が多い現場で働いていた時は何度も相談しましたが、その現場からなかなか離れることができずに苦労しました。

しかし、粘り強く交渉を続けた結果、ストレスの少ない現場に移動することができました。周囲の人々はなかなか動いてくれなかったので、こちらの粘り強さが必要になります。

ストレス解消・発散方法

睡眠をとる、買い物する、瞑想やヨガをする、運動する、音楽を聴く、など

【生活習慣の改善④】目の使い過ぎ

目が疲れている女性

目の使い過ぎは眼球付近の筋肉が凝り固まり、毛細血管の血流が滞ってしまいます。その結果、疲労物や老廃物が蓄積されてしまいます。

また、眼精疲労になると目の筋肉の力が弱まり、他の筋肉(例えば頭皮やこめかみの筋肉)を使うようになります。その結果、頭部の筋肉が凝り固まり、血行不良が起こります。

血行不良は「メラノサイト」の活動に必要な栄養素が届けられなくなる原因となり、「メラノサイト」の活動が低下し、髪に色が着色されず白髪が伸びてしまいます。

なので、目の使い過ぎは髪の毛の色にも影響を与えるため、適度に休ませたり、そもそも使い過ぎないように気を付ける必要があります。ついついやってしまいがちなスマホいじりや夜更かしは目に負担をかけますし、夜更かしも目を使う時間が長くなるので出来るだけ早い時間に寝るようにしましょう。

【生活習慣の改善⑤】タバコ

タバコ

タバコは吸わない方が良いです。なぜなら、タバコにはニコチンが含まれており、ニコチンは血管を収縮させる作用があります。血管が収縮すると血液の流れが悪くなり、血行不良を引き起こします。

血行不良は「メラノサイト」の活動に必要な栄養素が届けられなくなるため、タバコは吸わない方が良いです。

【生活習慣の改善⑥】運動不足

運動不足で体重が増えたためにショックを受ける女性

運動不足の状態が続くと血流が悪くなります。なぜなら、運動せず体を動かさないと筋力が低下して血液の巡りが悪くなり、十分な血液をちゃんと心臓に戻すことが出来ず血行不良になるからです。なので、適度に運動することで血液のめぐりが良くなります。なので、適度に運動して運動不足が改善されれば、血行不良の改善にもつながります。

普段お仕事で疲れている人は休みの日は部屋から出ないで一日を過ごしたり、ゴロゴロしてしまいがちです。一人暮らしをされている方はそうなりがちですしとても気持ちは分かります。

休みの日くらいゆっくりさせてほしい・・・なんて思いますよね。なので、無理にやりたくないことをやろうとするとかえってストレスの原因となってしまうので、気持ちに余裕がある時で構わないので体を動かしてあげましょう。

他にも、仲の良い知人に声をかけてもらうとか、音楽好きならライブ会場で良い汗をかくといった好きなことをしながら汗をかいて運動の代わりになるようなことをするのも良いと思います。

仕事から帰る時に一駅前で降りてその分歩く、帰りにジムに行くなんてことも良いと思います(これって結構大変だと思うので、実践されている人は凄いと思います(;´Д`))

運動不足の状態が続くと血流が悪くなります。なぜなら、運動せず体を動かさないと筋力が低下し、血液の循環が悪くなります。その結果、心臓に十分な血液を戻すことができず、血行不良になるからです。

ですから、適度に運動することで血液の循環が改善されます。また、適度に運動して運動不足を改善すれば、血行不良の改善にも繋がります。

普段お仕事で疲れている人は休みの日に部屋から出ずに一日を過ごしたり、ゴロゴロしてしまいがちです。一人暮らしをされている方も同様で、とても気持ちは分かります。休みの日くらいゆっくりさせてほしい・・・と思うかもしれません。

ですが、無理にやりたくないことをやろうとするとストレスの原因になってしまいます。気持ちに余裕がある時であれば、体を動かしてあげましょう。

他にも、仲の良い知人に声をかけてもらったり、音楽好きならライブ会場で汗をかくような好きなことをしながら運動の代わりにするのも良いと思います。仕事から帰る時に一駅前で降りてその分歩く、帰りにジムに行くなんてことも良いでしょう。

【生活習慣の改善⑦】紫外線

紫外線

紫外線は髪にとって大敵です。肌だけでなく髪にも紫外線から守るよう普段気を付ける必要があります。なぜなら紫外線は「メラノサイト」にも影響を与えるからです。

紫外線を浴び続けると、「メラノサイト」がダメージを受けてしまい、その活動が低下し、最悪の場合黒い髪を作り出すことができなくなってしまいます。その結果、髪に着色することができなくなってしまいます。

なので、できるだけ紫外線を浴びないよう気を付けることが大事です。しかし、どうしても紫外線から避けて生活することはできないので、紫外線を浴びないよう工夫するようにしましょう。

紫外線を浴びない工夫の例

不必要に紫外線を浴びないようにするには
  • できるだけ外出を避ける
  • 日が当たるところで歩かない
  • 帽子をかぶったり日傘をさす
  • 日が暮れた頃に出かける時間をずらす
  • UVカットスプレーを髪に吹きかける
  • 日差しが強い時間帯は歩かずに車やバスで移動する

最後に

白髪を治す薬はまだ開発されておらず、また白髪の原因についてもまだ研究中です。そのため、白髪を治す薬が完成するにはまだ時間がかかるでしょう。


一部の仕組みは理解されつつありますが、完全に解明することは容易ではありません。そのため、現時点では白髪染めを使うか、放置するしかありません。なお、白髪を抜くことやカットすることはお勧めできません、特に白髪が多い場合は外見が変わってしまう可能性があるためです。


現時点では、やはり白髪染めを使うことが良いと考えます。多くの美容室や市販品でキレイに染めることができます。


また、この記事でも説明したように、生活習慣が原因で生えている白髪は生活習慣の見直しによって改善される可能性もあります。

そのため、白髪染めを行うだけでなく、生活習慣の見直しも行うことをお勧めします。生活習慣が乱れている方は、改善を試みる価値があると思います。

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