あなたは白髪染めを使っていて髪やお肌を痛めてしまったことはありますか?
白髪染めの中には、しっかり髪を染めようとするために髪やお肌には強い成分の薬品が使われており、髪や頭皮に負担が大きいものがあります。そういった白髪染めをお肌が弱かったり敏感肌の人などが使っていると、アレルギー症状が出てしまう可能性があり危険です。
髪だけならまだしも(髪も良くないですが)、お肌にダメージを与えてしまうのはとても危険です。
なので、お肌が弱かったり敏感肌の人などがそのような髪やお肌には強い成分の薬品が使われている白髪染めはおススメできません。できるだけお肌に安全な白髪染めを使うと良いです。
髪をきれいに染めたいと思って使ってみたら、アレルギー症状が出てしまい、髪を染めるどころじゃなくなってしまいます。そんなことになってしまったらとても悲しいことですよね。
そこで、いかに安全に染めることが出来る白髪染めを選ぶことが出来るかが非常に大事です。白髪染めの中には髪やお肌に優しい白髪染めがありますので、そういった髪やお肌に優しい白髪染めを出来るだけ選ばれると良いです。ではそんな髪やお肌に優しい白髪染めとはどんな白髪染めなのでしょうか?
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安全な白髪染めってどんな白髪染め?
安全に染めることができる白髪染めには次のような白髪染めです。
- 白髪染めシャンプー
- 白髪染めトリートメント
- 一時着色料(白髪隠し)
ではなぜ以上の白髪染めが安全に染めることが出来るのかご説明します。
白髪染めシャンプー
白髪染めシャンプーは安全に染めることが出来る白髪染めです。
【安全に染めることが出来る理由①】天然由来の成分が使われているから
白髪染めシャンプーは天然由来の成分が使われており、髪やお肌に優しく使うことが出来ます。肌の弱い人や敏感肌が使ってもお肌にダメージを与えることなく染めることが出来ます。
【安全に染めることが出来る理由②】お肌に強い薬品を使っていないから
白髪染めシャンプーは天然由来の成分が使われていないのと同時に、肌に強い薬品が使われていないのも特徴の一つです。
例えば白髪染めヘアカラーは1度で髪をしっかり染めようとするため、髪やお肌にダメージを与えるような強い薬品を使用していることが多く、白髪染めヘアカラーを使った人からはアレルギー症状が出てお肌が荒れてしまったり赤くはれてしまったりすることがあります。
なので、そういったアレルギー症状が出てしまう可能性のある白髪染めを使うのは避けて、お肌に強い薬品を使っていない白髪染めシャンプーを使うことで安全に白髪を染めることが出来ます。
白髪染めトリートメント
白髪染めトリートメントは安全に染めることが出来る白髪染めです。
【安全に染めることが出来る理由①】天然由来の成分が使われているから
白髪染めトリートメントも、白髪染めシャンプーと同じように自然由来の成分が使われており、髪やお肌に優しく使うことが出来ます。
【安全に染めることが出来る理由②】お肌に強い薬品を使っていないから
こちらの理由も白髪染めシャンプーとほぼ同じなのですが、白髪染めトリートメントもお肌に強い薬品が使われていません。なので、アレルギー症状が出る可能性はかなり低く、安全に使うことができる白髪染めです。
しかも、お肌を補修するトリートメント効果も期待できるため、髪を痛めることなく染めることが出来ます。
また、お肌を補修するトリートメント効果には使えば使うごとに髪に潤いやツヤが戻ってくる効果が期待できます。白髪染めトリートメントは安全に使えるだけでなく、髪のダメージにも効果がある白髪染めなんですね。
なお、白髪染めトリートメントは毎日使っても問題が無く使うことが出来るので、髪をキレイな状態に保つためにそのまま使い続けるのもアリです。
一時着色料(白髪隠し)
一時着色料(白髪隠し)も安全に使うことができる白髪染めです。
【安全に染めることが出来る理由】髪の表面に一時的に着色成分を乗せているだけだから
一時着色料は髪の表面に一時的に着色成分を乗せているだけなので、髪や頭皮を痛めることはありません。また、髪の毛の中に色を入れるように染めるわけではないので、髪の毛のキューティクルを痛めません。
また、髪の表面に染料を塗るだけなので頭皮に触れないため、お肌を痛めることがありません。さらには、染めた後は洗い流す必要がなくお肌に触れることはありません。
安全でない白髪染めとは?
安全に染めることができる白髪染めには次のような白髪染めです。
- 白髪染めマニキュア
- 白髪染めヘアカラー
※決して危険性を煽っているわけではありません。
ではなぜ以上の白髪染めが安全に染めることが出来るのかご説明します。
白髪染めマニキュア
【なぜ安全ではないのか?】タール系の色素を使用しているから
タール系色素は有害物質を含んでいます。タール系色素はと言うと、商品の成分表記に「赤227」や「黒401」と書かれているものです。発ガン性や皮膚病、アレルギーなどが懸念される色素です。
たとえば「サロンドプロ ヘアマニキュア・スピーディ 6 ダークブラウン 100g (白髪用)」という商品の「成分表」を見てみると次のような成分が確認できますが、確かに「黒401」「紫401」などが使われていることが分かります。
「サロンドプロ ヘアマニキュア・スピーディ 6 ダークブラウン 100g (白髪用)」の原材料・成分
水、エタノール、ベンジルアルコール、グリコール酸、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、加水分解コンキオリン、加水分解シルク、加水分解ダイズタンパク、キサンタンガム、ツバキ油、ローヤルゼリーエキス、BG、香料、(+/-)赤227、黄403(1)、黄5、黒401、橙205、紫401
【参照元】Amazonの商品紹介ページより「サロンドプロ ヘアマニキュア・スピーディ 6 ダークブラウン 100g (白髪用)」
ちなみに「黒401」は、ナフトールブルーブラックとも呼ばれている酸性染料です。ヘアマニキュアなどによく使われており、ブラックトーンを出すために配合されます。他には「紫401」はタール色素に分類されるアントラキノン系の酸性染料のことです。
また、以上のような成分は、頭皮にダメージを与えてしまうことがあります。ただしすぐに髪が痛んでしまうわけではないですが、使い続けると徐々に髪が痛んでしまうかもしれません。白髪染めするのに髪を痛めたくないなら髪やお肌に優しい白髪染めトリートメントを使われると良いです。
なお、白髪染めヘアマニキュアは肌に付着するとなかなか落ちません。お肌に付着してもすぐに洗い流すことが出来ないため、白髪染めに慣れてない人が使うのはあまりおススメできません。
頭皮に付着しないように頭皮ギリギリで髪を染めるのは結構難しいので、白髪染めを染めるプロである美容師さんに染めてもらうと良いです。(白髪染めを美容室に持ち込める場合があるので、事前美容室に確認すると良いでしょう)
白髪染めヘアカラー
【なぜ安全ではないのか?】お肌に刺激の強い薬品を使用しているから
白髪染めヘアカラーは1度使っただけでしっかり染まる特徴があります。なぜ1度使っただけでしっかり染まるのかと言うと、非常に強い薬品を使っているからです。使われている薬品の中でも、特に次のような薬品は髪やお肌へにダメージを与えてしまいやすいです。
ジアミン(パラフェニレンジアミン(PPDA))
ジアミンは少ない色素で濃い色を作ることが出来るために、髪の毛を染めるにはとても便利な成分であるとされています。1度使っただけでしっかり色が付くのですが、なぜ白髪がしっかり染まるのかと言うと、髪の毛のキューティクルを無理に開かせる性質を持つからです。
しかも色も長持ちし、白髪染めとしてしっかり染めるのには非常に活躍してくれるのですが、髪の毛にダメージを与え、潤いが失われてパサつきや広がりなどのトラブルが起きます。
ただしジアミンには毒性を持つと言われており、お肌が弱い方は特に危険な成分であると思われます。少量の接触や飛沫の吸入してしまうと、皮膚炎やむくみ、結膜円、鼻炎、気管支喘息など粘膜の障害を起こしてしまうことがあります。
さらには、ジアミンはアレルギー反応である「アナフィキラシーショック」を引き起こす原因になると判明しました。
アミン系
アミン系と呼ばれるレゾルシン、アミノフェノール、パラアミノフェノールなどによる成分が、皮膚を通じて血液中に入ると、重篤の場合は呼吸困難を起こしてチアノーゼを引き起こす場合があります。
頭皮の炎症や皮膚炎、喘息などや発熱を起こす場合もあり、発がん性があることも指摘されています。それくらい危険な成分なんですね。
過酸化水素水
過酸化水素水は、強力な脱色効果と殺菌作用があるため、消毒液や漂白剤に使われることも多いです。「化学式H2O2」で表される化合物で「過水」と略されることもあります。過酸化水素水は髪の毛の色を抜いてそこに色を定着させます。
また、過酸化水素水は上手に使えば髪に艶を与えますが刺激が強く、一歩間違えると髪にダメージを与える事にもなります。
過酸化水素水が毛根周辺に蓄積されるとメラノサイトの活動が弱まってしまうことがあります。メラノサイトの活動が弱くなってしまうとメラニンを生成するために必要な酵素を壊してしまうため、メラニン色素が作られなくなり、白髪になってしまうといった危険性もあります。
白髪染めを安全に行うのに必要なこととは?
ここまでで、髪やお肌を痛めてしまう白髪染めについてご説明してきましたが、必ずしも使った人全てに問題が出るというわけではなく、問題なく使用している人もいます。絶対使ってはいけないというわけではないですが、使う人(の髪やお肌)を選ぶというわけです。
例えば、お肌が弱い人や敏感肌の人、また以前白髪染めを使っていたらアレルギー症状を起こしてしまったという「お肌トラブル」を経験した人は白髪染めヘアカラーは使うべきではありませんが、お肌トラブルが起きない人なら非常に活躍してくれる白髪染めです。
では、こういった髪やお肌を痛めてしまいそうな白髪染めを安全に行うのに必要なこととはどんなことをすればいいのでしょうか。
パッチテストを行う
ジアミンやアミン系といった成分や過酸化水素水などの、お肌を痛めてしまうかもしれない成分が使われている白髪染めを使うなら、実際にあなたのお肌で問題なく使えるのかで確かめる必要があります。
というのも、使用されている成分には聞きなれないものが多いですし、その成分が自分のお肌にとってどんな影響を与えるのか、専門家ならまだしも一般の消費者には分かりません。なので、お肌を痛めるかどうか実際にお肌で確かめる以外に方法がないからです。
一般的な確認方法は「パッチテスト」があります。パッチテストとは「皮膚アレルギー試験」とも呼ばれ、白髪染めを使っても安全に問題なく使えるかを確認するテストです。
なので、かぶれないかどうかパッチテストをして確かめると良いです。なお、パッチテストについては、簡単ではありますが後ほどで説明します。もしくは下のページで詳しくご説明していますので合わせてご覧くださいね。
[clink url=”https://shiraga-kaizen.com/archives/1485″]髪やお肌に優しいノンジアミン系の白髪染めを使う
いっそのこと、ジアミンやアミン系といった成分や過酸化水素水を使用した白髪染めは使わないというのもアリです。ジアミン系の成分を使用していないノンジアミンの髪やお肌に優しい白髪染めを使うことで、あなたのお肌を守ることができます。
先に説明した「白髪染めシャンプー」「白髪染めトリートメント」「一時着色料(白髪隠し)」と言った白髪染めは安全な白髪染めです。こういった白髪染めを使うことで、お肌が弱い方や敏感肌の方、以前アレルギー症状と言ったお肌トラブルを経験された人でも安心して白髪染めをすることが出来ます。
[clink url=”https://shiraga-kaizen.com/archives/114″]
最後に
白髪染めの中で安全に染めることができるものは、「白髪染めシャンプー」「白髪染めトリートメント」「一時着色料(白髪隠し)」です。こういった白髪染めは髪やお肌を痛めることなく白髪を染めることが出来ます。
ジアミンやアミン系といった成分や過酸化水素水が使われている白髪染めはお肌の弱い人や敏感肌、以前に白髪染めを使っていてアレルギー症状といったお肌トラブルを経験された人はノンジアミン系の白髪染めを使われると良いです。自分に合った白髪染めを使い安全に髪を染めて綺麗な髪色を目指しましょう♪