白髪染めを使うなら白髪がしっかり染まるものを使いたいですが、髪や頭皮を痛まないものも使いたいですよね。せっかく黒く染めたけど、髪が痛んでしまってはキレイな髪になったとは言えません。
できることなら、白髪がしっかり染まってしかも髪も痛むことが無ければ言うことないですよね。なので、髪も染まってしかも髪も痛まない白髪染めがあったら嬉しいと思いませんか?
では、そんな「白髪がしっかり染まってしかも髪も痛まない」白髪染めとはどんな白髪染めがあるのかと言うと、天然の成分が使われている白髪染めです。髪にとって強い薬品が使われている白髪染めと比べて天然の成分を使っている白髪染めの方が髪にも頭皮にもダメージを与えることもなく優しく使えます。
そこで、天然の成分が使われている白髪染めを選ぶならどんな白髪染めが良いのか、調べてみました。
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白髪染めに使われている天然の成分と、使用している白髪染め
現在数多くの白髪染めが販売されていますが、白髪染めで使われている天然成分は次のものがあります。
【天然成分①】ヘナ
天然成分を使用している白髪染めで、代表的な成分にヘナがあります。厳密に言うとヘナは成分ではなく、インド原産のハーブ(植物)の一種です。ヘナを使った白髪染めとは、ヘナを粉にして配合した白髪染めのことです。ヘナは化学的薬剤の入っていない自然の染料で、ヘナを使った白髪染めも数多く販売されています。
ヘナの葉にはローソンまたはヘンノタンニン酸と呼ばれるオレンジ色の色素が含まれています。ローソンはタンパク質と結合する性質を持っているため、それを利用してケラチンというタンパク質が主成分である髪の毛染めることができます。ヘナで染めると白髪は赤っぽい茶色に発色します。
ヘナの色素であるローソンは、髪の表面を被うキューティクルの内側にあるコルテックスのタンパク質と結合することで髪に色を付けます。そのため一度染まると色が長持ちします。また、ヘナの成分が毛髪のケラチンにからみついてハリやコシ、ツヤを出し、紫外線によるダメージなども防ぐトリートメント効果があります。
なので、ヘナを使った白髪染めは髪や頭皮へのダメージが少ないので、髪や頭皮に優しく使うことができます。
ヘナを使った白髪染め
①Naiad(ナイアード) ヘナ 木藍(モクラン)400g
商品名
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Naiad(ナイアード) ヘナ 木藍(モクラン)400g
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メーカー
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ナイアード
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・髪にツヤと潤いを与えながら、ナチュラルな黒茶系の色に変えていきます。
②マックヘナ ナチュラルブラウン
商品名
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マックヘナ ナチュラルブラウン
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メーカー
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マックプランニング
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・400メッシュのきめ細かいパウダーなので、仕上がり時間も40分と早く染まります。
・手袋が付属で付いています。
③ヘナ物語 ナチュラルヘナ 100g オレンジブラウン
商品名
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ヘナ物語 ナチュラルヘナ 100g オレンジブラウン
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メーカー
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ヘナ物語
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・国内の工場で品質検査済みです。
・他のヘナとの色調整に使うことが出来ます。
・保存状態をしっかり維持するため、チャック付きアルミ袋を使っています。
【天然成分②】利尻昆布エキス
利尻昆布は主に利尻島・礼文島周辺で取れる高級昆布の一つで、その利尻昆布から抽出したのが利尻昆布エキスです。利尻昆布エキスは、粘り気のある成分で、保湿力が高い薄い膜を形成し、皮膚を保護、創傷治癒効果を付与します。昆布に含まれる美容成分や保湿力が髪に潤いを与えてサラサラな髪に導きます。
利尻昆布エキスに含まれる代表的な成分は次のものになります。
【利尻昆布エキスに含まれる成分①】フコイダン
フコイダンとは、コンブのヌメリ成分のひとつで、他にもワカメやもずくといった褐藻類にのみに含まれる水溶性食物繊維の一種です。特に傷の修復に欠かせない物質のことです。利尻昆布エキスを使った白髪染めが髪や頭皮に優しい理由はこのフコイダンの働きによるものが大きいんですね。
また、フコイダンは保水力や保湿力が高い特徴もあり、長時間肌の潤いを保つ効果があります。肌に潤いの膜を作りますので、乾燥や外的イメージから肌を守り、長時間潤いを保つことができるというわけなんですね。
【利尻昆布エキスに含まれる成分②】アルギン酸
アルギン酸は、コンブ、ワカメに代表される褐藻類に多く含まれる成分です。コンブ、ワカメなどのヌメリ成分の正体はこのアルギン酸になります。その粘り気から、頭皮や髪の乾燥やパサつきを防ぐ天然の保湿成分としての効果も期待できます。また、傷んだキューティクルを修復する効果も期待できます。
昆布のあのヌルヌルって実は髪や頭皮にとってとても大事なものだったんですね。
【利尻昆布エキスに含まれる成分③】ミネラル
利尻昆布には、ヨウ素や亜鉛、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・塩素・鉄・銅と言ったミネラルや各種ビタミン、食物繊維などの栄養成分が多く含まれています。保湿効果をもち、かつ新陳代謝を高めたり髪や頭皮に潤いを与えて健やかな状態にしてくれる効果が期待できます。
利尻昆布エキスを使った白髪染め
自然派clubサスティ 利尻昆布ヘアカラートリートメント白髪染め
商品名
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自然派clubサスティ 利尻昆布ヘアカラートリートメント白髪染め
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メーカー
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株式会社ピュール
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・使うたびに気になる白髪をキレイで自然な「ツヤ感」のある髪色に染め上げます。
・ジアミンやパラベン、タール系色素など使用していない、無添加仕様です。ニオイも気にならずに使うことが出来ます。
【天然成分③】ガゴメ昆布
ガゴメ昆布は、真昆布と同じ北海道・南茅部地域でしか、獲れない貴重な昆布です。ガゴメ昆布には「フコイダン」や「アルギン酸」、「ラミナラン」と言った成分が含まれています。頭皮や毛髪のダメージを修復し、保護する効果が期待できます。ではガゴメ昆布に含まれる成分について触れておきたいと思います。
【ガゴメ昆布に含まれる成分①】フコイダン
フコイダンとは、コンブのヌメリ成分のひとつです。他にもワカメやもずくといった褐藻類にのみに含まれる水溶性食物繊維の一種です。利尻昆布エキスを使った白髪染めが髪や頭皮に優しい理由はこのフコイダンの働きによるものが大きいんですね。
また、フコイダンは保水力や保湿力が高い特徴もあり、長時間肌の潤いを保つ効果があります。肌に潤いの膜を作りますので、乾燥や外的イメージから肌を守り、長時間潤いを保つことができるというわけなんですね。
【ガゴメ昆布に含まれる成分②】アルギン酸
アルギン酸は、コンブ、ワカメに代表される褐藻類に多く含まれる成分です。コンブ、ワカメなどのヌメリ成分の正体はこのアルギン酸になります。その粘り気から、頭皮や髪の乾燥やパサつきを防ぐ天然の保湿成分としての効果も期待できます。また、傷んだキューティクルを修復する効果も期待できます。
【ガゴメ昆布に含まれる成分③】ラミナラン
ラミナランは、アルギン酸やフコイダンなどが含まれており、高い保湿効果が期待できます。また、肌の保湿効果や血管内の血栓を溶解する性質があると言われ、ダイエットや生活習慣病の予防に適していると言われています。
ガゴメ昆布を使った白髪染め
ヘアカラートリートメントLpLp(ルプルプ)
商品名
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ヘアカラートリートメントLpLp(ルプルプ)
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メーカー
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株式会社Jコンテンツ
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・植物由来の天然染料を使用。
・髪ツヤアップで天使の輪が出来るほどに髪が美しく染め上がります。
・5種類の美容オイルを配合。
他にも様々な天然素材を使用している白髪染め
他にも天然成分を使った白髪染めがありますので、ご紹介します。
天然成分を使った白髪染め
①白髪染めシャンプー&ヘアパックSQ 黒耀
商品名
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白髪染めシャンプー&ヘアパックSQ 黒耀
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メーカー
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株式会社アイン
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・無添加・無着色・無香料にこだわり、100%天然成分を配合。
・一気に染めるのではなく、徐々に髪を染めていきます。
②髪萌ヘアカラートリートメント
商品名
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髪萌ヘアカラートリートメント
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メーカー
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株式会社プロ・アクティブ
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・敏感肌の人でも優しく作られています。地肌に負担をかけることもありません。
・独自のラッピング製法により、使うごとに色が定着してきます。
・12種類の植物由来成分や「ガゴメエキス」を配合しているので、地肌と髪の毛に栄養を与えます。
③アズスタイル 天然くちなし白髪染め
商品名
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アズスタイル 天然くちなし白髪染め
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メーカー
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アズスタイル
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・「プラチナシルバーコロイド」が作り出す高濃度マイナスイオンの働きにより、髪のイオンバランスを整え、キューティクルを補修・保護して髪本来の保湿機能をサポートします。
・天然のクチナシ色素を配合。香りも優しく、髪に負担のかかりません。
髪やお肌にダメージを与える白髪染めは避けるようにしましょう
白髪染めはできるだけ髪や頭皮に優しいものを使いたいものです。では、髪や頭皮にとってダメージを与えてしまう白髪染めにはどんな成分が使われているのでしょうか?
【ダメージを与えてしまう成分①】ジアミン(パラフェニレンジアミン(PPDA))
ジアミンは少ない色素で濃い色を作ることが出来るために、髪の毛を染めるにはとても便利な成分であるとされています。1度使っただけでしっかり色が付くのですが、なぜ白髪がしっかり染まるのかと言うと、髪の毛のキューティクルを無理に開かせる性質を持つからです。しかも色も長持ちし、白髪染めとしてしっかり染めるのには非常に活躍してくれるのですが、髪の毛にダメージを与え、潤いが失われてパサつきや広がりなどのトラブルが起きます。
ただしジアミンには毒性を持つと言われており、お肌が弱い方は特に危険な成分であると思われます。少量の接触や飛沫の吸入してしまうと、皮膚炎やむくみ、結膜円、鼻炎、気管支喘息など粘膜の障害を起こしてしまうことがあります。さらには、ジアミンはアレルギー反応である「アナフィキラシーショック」を引き起こす原因になると判明しました。
【ダメージを与えてしまう成分②】アミン系
アミン系と呼ばれるレゾルシン、アミノフェノール、パラアミノフェノールなどによる成分が、皮膚を通じて血液中に入ると、重篤の場合は呼吸困難を起こしてチアノーゼを引き起こす場合があります。
頭皮の炎症や皮膚炎、喘息などや発熱を起こす場合もあり、発がん性があることも指摘されています。それくらい危険な成分なんですね。
【ダメージを与えてしまう成分③】過酸化水素水
過酸化水素水は、強力な脱色効果と殺菌作用があるため、消毒液や漂白剤に使われることも多いです。「化学式H2O2」で表される化合物で「過水」と略されることもあります。過酸化水素水は髪の毛の色を抜いてそこに色を定着させます。また、過酸化水素水は上手に使えば髪に艶を与えますが刺激が強く、一歩間違えると髪にダメージを与える事にもなります。
過酸化水素水が毛根周辺に蓄積されるとメラノサイトの活動が弱まってしまうことがあります。メラノサイトの活動が弱くなってしまうとメラニンを生成するために必要な酵素を壊してしまうため、メラニン色素が作られなくなり、白髪になってしまうといった危険性もあります。
最後に
白髪染めの中には髪や頭皮にダメージを与えてしまうものがありますが、そういった白髪染めで白髪を黒くしたとしても、ギシギシ痛めてしまったり、頭皮が荒れてしまったりしたらキレイに染めたとは言えません。白髪が黒く染まり、かつ髪や頭皮が美しく健康的になるのが理想の白髪染めです。
なので、できるだけ髪や頭皮に優しい天然の成分が使われている白髪染めを選ぶのがよいです。ここでご紹介した白髪染めを参考にしてみて下さいね♪