白髪改善に漢方は効果あり?効果が期待できる漢方薬3選

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いつの間にか生えて来た白髪。できるなら白髪が生えてこないようにしたいですが、白髪が生えてこなくなるような白髪の薬と言うのは聞いたことがありません。白髪が生えてこなくなるような治療法も同じように聞いたことがありません。あるのは白髪染めをしたり、ほかには白髪を切るかくらいです。

では、漢方はどうでしょう?なんだか漢方って聞くと体に良さそうですし、髪にもなんだか良さそうな気がしますよね。漢方の力で白髪が生えてこなくなるようにできるのでしょうか?そこで、白髪を改善するのに漢方は効果があるのか調べてみたので詳しくお話ししますね。

漢方の話をする前に・・・まずは白髪が生えてくる仕組みについて

人差し指を立てる女性

漢方の話をする前に、白髪が生えてくる仕組みについてお話しします。白髪が生えてくる仕組みで関係しているのは次の4つの存在があります。

①チロシナーゼ
チロシンと呼ばれるアミノ酸から、黒や茶褐色と言った髪の色の元となるメラニン色素を作り出す酸化細胞。
 
②メラノサイト
メラノサイトは色素細胞と呼ばれる細胞です。チロシナーゼはこのメラノサイトの中に存在します。
色素細胞と呼ばれる細胞で、このメラノサイトの中にチロシナーゼが存在します。メラノサイト内のチロシナーゼがチロシンを原料にメラニン色素が作られ、髪を作る色素細胞に送られます。
 
③チロシン
メラニン色素の原料となるアミノ酸の一つです。
 
④メラニン色素
髪の色の元となる色素です。


 

引用:薄毛と白髪のどちらもケアすることができる対策方法とは?

髪の毛がなぜ黒いのかと言うと、メラニン色素が髪の毛の中に存在しているからです。髪の黒色の正体はこのメラニン色素なのですが、何らかの原因でチロシナーゼやメラノサイトの活動が低下してメラニン色素が作られなくなることで、メラニン色素が存在しない髪、つまり白髪が生えてきてしまいます。

また、たとえチロシナーゼやメラノサイトが健全だとしても、もし何らかの原因によりメラニン色素の原料であるチロシンが減ったり少なくなってしまうとメラニン色素が作られなくなってしまいます。

チロシナーゼやメラノサイトの活動低下やチロシン減少の原因

チロシナーゼやメラノサイトの活動低下やチロシン減少の原因は何でしょうか。考えられる原因には次のものが考えられます。

①血行不良

血行不良になると体のあちこちが不調になる厄介な状態ですが、チロシナーゼやメラノサイトの活動低下の原因となります。なぜかというと、チロシナーゼやメラノサイトの活動に必要な栄養素は血液によって運ばれるのですが、血行不良は血液の流れが悪い状態なので、チロシナーゼやメラノサイトの活動に必要な栄養素が届けられなくなってしまうからです。

チロシナーゼやメラノサイトの活動に必要な栄養素が届けられなくなってしまうと、メラニン色素が作られず色のついていない髪である白髪が生えてきてしまうので、血行不良は白髪の原因になるというわけです。

血行不良を引き起こす行為

NGと表現する女性

血行不良を引き起こす行為には次のものが挙げられるので、ついついやってしまっている人は改善すると良いです。

睡眠不足(夜更かしや徹夜)

睡眠不足は血行不良を引き起こす原因になります。なぜ睡眠不足が血行不良を引き起こすのかと言うと、睡眠不足になると身体が緊張した状態になり血管が収縮して血流が悪くなります。血流が悪い状態なのに睡眠不足を放置したままにしておくと血流の状態が悪化して血行不良になってしまいます。

また、血液は深夜に作られますが(1時から3時と言われています)、もし夜更かしや徹夜をして深夜でも起きていると血液が作られにくくなってしまいます(全く作られなくなるというわけではありませんが)。

ストレス(発散せずにため込む)

ストレスを受けると身体が緊張して血管が収縮してしまいます。ただし、もし強くストレスを受けても、すぐにストレスを発散することができれば体の緊張が取れて血管の状態も元に戻すことができますが、ストレスをためたままにしておくと身体が緊張したままの状態が続いてしまいます。なので、ストレスを発散せずにため込むと血行不良になってしまいます。

タバコ

日頃タバコを吸っていると血行不良になりやすいです。なぜ血行不良になるのかと言うと、タバコに含まれているニコチンが血管を収縮する作用が働くからです。タバコを吸う機会が多い人はタバコを吸うたびに体内にニコチンが吸収され、そのニコチンが血管を収縮し、血行不良を起こしやすくしてしまいます。

運動不足

運動不足は血行不良の原因となります。なぜなら、身体を動かすことで血液を循環させる働きがあるため、運動をして体を動かさないと血液の流れも悪くなるため血行不良になってしまいます。

目を使い過ぎ・目を休ませない

目を使い過ぎたり、目を休ませなかったりすると、目が疲れてしまい眼精疲労になります。この眼精疲労が血行不良を引き起こしてしまいます。

目を使い過ぎると目の周辺にある筋肉が疲れてしまい筋力を低下させます。すると、こめかみ周りの筋肉を使うようになり、徐々に頭部の筋肉が凝り固まって頭皮の血液の流れが滞ってしまうため、血行不良になります。

なので、目を使い過ぎたり、目を休ませないと血行不良になるため白髪を増やしてしまう原因となってしまいます。

②栄養の偏った食生活や無理なダイエットのやり過ぎ

栄養の偏った食生活や無理なダイエットのやり過ぎを繰り返していると、チロシナーゼやメラノサイトの活動低下やチロシン減少の原因になります。なぜなら、チロシナーゼやメラノサイトが健全で活発に活動するための栄養素が十分に摂取できていない場合があるからです。

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好きなものだけを食べる、深夜にドカ食いする、朝起きるのが辛いから朝食を抜く、痩せたいからとにかく体重を落とすために無理なダイエットをする、などなど繰り返していると、チロシナーゼやメラノサイトの活動低下やチロシン減少の原因となるので、栄養の偏った食生活や無理なダイエットのやり過ぎには注意が必要です。

漢方(医学)の観点から見る白髪の原因と効果的な漢方薬

薬草

注意
これから紹介する漢方薬は参考とし、最終的な判断は医師や薬剤師に相談して委ねる様にしましょう。

先ほど白髪が生えてくる仕組みや、白髪が生えてくる原因の一つである血行不良について話しましたが、漢方(医学)の観点から見る白髪の原因についてもお話しします。

漢方(医学)の観点から見る白髪の原因は次の3つになります。

漢方(医学)の観点から見る白髪の原因

  • 血虚(けっきょ)
  • 気虚(ききょ)
  • 腎虚(じんきょ)

以上の3つの原因がありますが、漢方において体の状態を調べるのに重要な要素として「気」「血」「水」の3つがあります。

健康は「気」「血」「水」の三つのバランスによって保たれており、いずれも悪くなれば体の不調も出てきてしまうというわけです。

「気」「血」「水」のバランスが悪くなった場合に、白髪にどう影響が出るのかお話します。

血虚(けっきょ)

血虚(けっきょ)とは、「血が無い(虚)」と意味する通り、血が不足している(少なくなっている)状態、つまり貧血の状態を指します。

血が少なくなったということだけでなく、血の巡りが悪くなったことも意味し、血の巡りが悪くなるということは、体内に栄養素が行き渡らない状態なので、貧血になったり、めまいやけいれんの症状も出てきます。

血の巡りが悪いということはつまり、血行不良にもつながるため、血虚は白髪の原因になるので、改善したい症状です。

なお、血虚の症状としては次のものがあります。

血虚の症状(例)

  • 寒気
  • 乾燥
  • 肌荒れ
  • めまい、立ちくらみ
  • 冷え、しびれ
  • 不眠、不安感

血虚対策に使われる漢方薬

血虚対策には、血や水のめぐりを良くしていくことで、体全体のバランスを整え、不調を改善する当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)がよく使われる漢方薬です。
(※効果には個人差があります)

気虚(ききょ)

気虚(ききょ)の「気」とはエネルギーのことを指します。そして「虚」とは「〇〇が無い」と言う意味なので、エネルギーが無い状態、つまりやる気だったり元気がない状態のことを言います。

気虚の問題点は、寝てもあまり休まらないため日中体がだるかったりボーとしてしまう、疲れやすい、食欲がないといった症状が出てしまうことです。

寝ても休まらなければストレスが溜まってしまいますし、食欲が落ちてしまうと十分な栄養素が摂取できないため、チロシナーゼやメラノサイトの活動低下の原因にもなってしまいます。

気虚(ききょ)の症状を挙げると次の通りです。

気虚(ききょ)の症状(例)

  • 集中力や意欲の低下
  • 疲労蓄積
  • 風邪を引きやすい
  • むくみ
  • 胃腸の不調

気虚対策に使われる漢方薬

気虚対策には、食欲不振や貧血・倦怠感などに効果を発揮する十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)が改善するとされる漢方薬です。

腎虚(じんきょ)

腎虚とは、体の免疫機能が低下したり、精力が減退するなど、身体や器官が衰えている状態の事を言います。ちなみに、「腎」と言うのは腎臓のことではなく、腎臓を含めた内蔵や泌尿器・生殖器と、その働き全体のことを言います。

腎虚の症状は生命力の衰えによるものなので、白髪も増えてきてしまうといった症状が出てきてしまいます。

なお、腎虚の症状をまとめると次の通りです。

腎虚(ききょ)の症状(例)

  • 物忘れ
  • 難聴、耳鳴り
  • めまい
  • 腰痛
  • 排尿トラブル
  • 不妊、精力減退

腎虚対策に使われる漢方薬

腎虚対策には、体力が落ちて疲れやすい人や倦怠感が強い人、腰痛、高齢者のかすみ目などがある人には八味地黄丸(はちみじおうがん)が効果的と言われている漢方薬です。

最後に

ここまで、白髪が生えてくる仕組みと原因、そして漢方の観点から白髪が生えてくる原因と効果的な漢方薬についてお話ししました。

ちなみに、3つ挙げた漢方薬を改めてお話しすると、次の3つです。

血虚(けっきょ):当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
気虚(ききょ):十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)
腎虚(じんきょ):八味地黄丸(はちみじおうがん)

なお、決して漢方薬を飲めば白髪が生えてこなくなるというわけではありません。ですが、白髪が生えてくる原因をまず知っておき、今の生活において白髪の原因となる生活(運動不足やストレスなど)を見直し、そしてあわせて漢方も使うことで理想の黒髪を目指してみてはいかがでしょうか。

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