「40代になって顔の縦長感や老け見えが気になる…」そんなお悩み、実は“前髪ありショート”で解決できるかもしれません。この記事では、面長の40代女性にこそ似合うショートヘアの秘密を、美容師の視点やスタイル実例を交えて解説します。
目次
1. なぜ「40代×面長女性」に“前髪ありショート”が人気なのか？
40代の面長女性にとって、髪型はただの「見た目」だけではありません。老け見え回避、小顔見せ、スタイリングのしやすさ、そして若々しさの演出など、さまざまな願いを叶えるのが「前髪ありショート」なのです。特に面長の輪郭は、縦のラインが強調されやすく、髪型次第で顔の印象が大きく変わります。
「顔が長く見えるのがイヤ…」「老けて見られたくない！」そんな悩みを持つ40代の女性にこそ、前髪ありのショートヘアは心強い味方になります。
1-1. 顔型別・似合うショートのロジックとは
まず前提として、人の顔型には「丸顔」「ベース型」「卵型」「面長」などさまざまありますよね。その中で面長さんは縦の比率が強いため、横の広がりや前髪で“バランスを整える”ことが重要になります。
このバランス理論において、ショートヘアは非常に有利。なぜなら、髪のボリュームの位置や、前髪の有無によって自由に輪郭補正ができるからです。
例えば、前髪あり＋横にボリュームが出るショートは、顔の縦長を自然に抑え、小顔効果を発揮します。さらに、トップだけにボリュームを出すと、逆に顔が長く見えてしまうため、“ひし形シルエット”を意識したバランス設計が成功のカギになります。
また、ショートといえば手入れが簡単な印象がありますが、40代になると髪質も変化しやすく、くせ毛やうねり、ボリューム不足に悩む方も少なくありません。そんな変化にも柔軟に対応できるのが、前髪ありのショートスタイルです。例えば、丸みショートボブやショートパーマなら、くせ毛を活かしたスタイルにアレンジしやすく、扱いも楽ちんです。
こうした構造的な理由から、40代×面長×ショートヘアには「前髪あり」が強く支持されているのです。
1-2. 面長×40代でありがちなNG印象を前髪で解決！
40代で面長タイプの女性が最も避けたいのが、「老けて見える」「疲れて見える」「顔が大きく見える」といったネガティブな印象ですよね。その原因の多くは、実は髪型の選び方にあります。
例えば、センター分けのストレートショートや、トップだけにボリュームがあるIラインのヘアは、面長の縦の長さを強調しすぎてしまい、老けた印象に見える原因に。
また、黒髪ストレートのまっすぐすぎるショートスタイルも、のっぺりとした印象になりやすく、「おばさん見え」リスクが高くなります。
そこで登場するのが前髪の力。前髪をつけることで、まずおでこを隠し、顔の縦幅を縮めて見せることができます。また、前髪に程よい軽さや動きを出すことで、たるみがちな頬を自然にカバーし、若見え効果を発揮。
さらに、前髪ありにすることで、視線を上に誘導することができるため、顔全体の印象が引き締まり、リフトアップ効果もあるんです。特に「長めの前髪×ショートパーマ」や「前下がりショート」などは、顔周りの毛流れが自然に輪郭をカバーし、40代の女性に多い“骨格の変化”も柔らかく包み込んでくれます。
一方で「パックリ割れたセンター前髪」や「重たすぎるぱっつん前髪」は、かえって老け感を助長することもあるので要注意。軽さ×動き×柔らかさのある前髪こそが、40代の面長さんにとって最高の武器になります。
1.3. まとめ
前髪ありショートが40代の面長女性に人気なのは、単なる流行ではなく「顔型補正」という確かな理論に基づいた選択だからです。前髪によって輪郭が整い、若見え・小顔・リフトアップ効果まで期待できるなんて、こんなに嬉しいことはありませんよね。
「なんとなく垢抜けない…」「どのショートが自分に合うかわからない…」そんな時こそ、まずは“前髪あり”という選択から始めてみてください。あなたらしい美しさが、きっとそこから花開きます。
2. 面長40代女性が若見えする「前髪ありショート」の鉄則
2-1. 縦長感を抑える！横幅意識の黄金バランス
40代の面長さんがショートに挑戦するなら、まず押さえておきたいのが「縦の長さをいかに目立たせないか」というポイントです。特に、前髪ありのスタイルにすることで、おでこを自然にカバーしながら顔の縦ラインをカットし、横のラインを強調できます。
たとえば、「前髪ありの丸みショートボブ」は、横に広がるフォルムが作りやすく、ふんわりとした柔らかさが加わります。このひし形のシルエットは、顔の縦長感を抑える黄金バランスともいえるデザインで、面長さんの強い味方なんですよ。
さらに、トップだけにボリュームが出すぎると「Iライン」になってしまい、かえって縦長感が強調されてしまいます。ですので、意識したいのは「トップとサイドのバランス」。横にもふんわりと広がりを持たせたスタイルを選ぶと、顔全体のバランスが格段によくなります。
特におすすめなのは、長め前髪＋横に動きをつけたショートパーマ。顔まわりに空気感が生まれ、頬のたるみやエラ張りも自然にカバーできます。スタイリング剤をなじませるだけでふわっと仕上がるので、朝のセットも簡単です。
2-2. 40代に多い髪悩み（うねり・白髪・ボリューム）への対策視点
40代になると、誰しも髪質に変化が現れてきますよね。「うねり」「白髪」「ボリューム不足」といった悩みが出てきて、「若く見せたいのに、なんだか髪型が決まらない…」と感じてしまう方も多いんです。
そんな中で活躍するのが、「前髪あり」のショートスタイル。たとえば「ベリーショート×前髪あり」の組み合わせは、全体に動きを出すことでうねりを活かすことができます。くせ毛が出始めた方にもぴったりで、コンパクトにまとまりながら表情が明るく見えるんですよ。
白髪が気になる方は、「細かいハイライト」や「ハイトーンカラー」を合わせてみてください。そうすると、白髪が浮きにくく自然に馴染むだけでなく、顔色までパッと明るく見えます。パーマとの相性も抜群なので、髪に動きをつけて柔らかさを演出すると、まるでマイナス5歳見えも夢じゃありません。
さらに、ボリューム不足が気になる場合は、「前髪ありのショートボブ」がおすすめです。しっかり丸みのあるシルエットは、髪が細くなりがちな40代でも自然なふんわり感を出してくれますよ。顔まわりにボリュームがあると、顔全体が引き締まって見える効果もあります。
2-3. 前髪は「抜け感」と「動き」がカギ
40代の面長さんにとって、前髪は顔印象を左右する最大のポイントです。ただ作るだけではなく、「どう作るか」がとても大切。キーワードは「抜け感」と「動き」です。
たとえば、重すぎない透け感のある前髪は、おでこを自然にカバーしつつ、若々しく軽やかな印象を与えてくれます。パッツンではなく、少し流れるようなカットにすると、動きが出てフェイスラインが柔らかく見えます。
特に「くせ毛風前髪のボリューミーショート」は、全体にくるっとした動きが出て、おしゃれで親しみやすい雰囲気に仕上がります。顔まわりにカールをつけることで、縦ラインを上手に分散できるのも嬉しいポイントですね。
また、「前髪ありの前下がりショート」は、顔まわりに長さを残しつつも前髪で表情を引き締めるため、年齢を感じさせない洗練された印象を与えてくれます。白髪が気になる方はハイトーンカラーでぼかすと、ぐっと明るく若々しい印象に。
ただし、前髪が重すぎたり、ぱっつん過ぎたりすると頬のたるみや縦長の輪郭が強調されてしまいますので、必ず「軽さ」や「動き」を意識しましょう。顔まわりに少しの工夫を加えるだけで、印象はガラリと変わります。
3. 絶対避けたい！面長×40代が老け見えするNGショート3選
40代になると髪のボリュームや質感、輪郭の見え方などが変化してきますよね。特に面長さんの場合、髪型次第で老けて見えたり、顔の長さが強調されてしまったりすることがあります。ここでは、「40代×面長さん」が避けたほうがよいNGショートを3つ、具体的にご紹介します。自分に似合わない髪型を把握することで、若見えショートを選ぶヒントになりますよ。
3-1. ボリュームが上に集中するトップ盛りショート
トップだけにボリュームがあるショートスタイルは、一見スタイルアップして見えるように思えますが、面長さんにとっては大きな落とし穴。このタイプの髪型は、顔の縦ラインをさらに強調してしまい、面長感が倍増してしまいます。特に40代になると顔の筋肉のハリが減ってくるので、重心が上に偏ったヘアスタイルはバランスが悪くなりがちです。
また、トップが盛り上がっていても、サイドにボリュームがないとIライン（縦長の直線）シルエットになってしまい、結果として顔が間延びした印象になります。若々しさを出すためには、トップとサイドのバランスが大切。横にふんわり広がるスタイルが理想です。
「少しでも若く、華やかに見せたい」なら、トップだけにこだわるのではなく、全体のシルエットをひし形に整えることを意識しましょう。
3-2. ペタンコセンター分け＆Iラインシルエット
センター分け＋ペタンコなショートも、面長さんには不向きな組み合わせです。センター分けは縦のラインをくっきりと際立たせる髪型であり、40代の面長さんがやると、顔が余計に長く、老けて見える傾向があります。さらにボリュームがないと、顔のパーツが真ん中に寄ったような印象になってしまい、のっぺり＆おばさん感が出てしまう危険性も。
特に髪が細くなってくる40代では、自然とペタンとした印象になりやすく、このスタイルを選ぶと「疲れた印象」や「老け感」を加速させてしまいます。また、顔の縦幅が目立つことで、小顔効果も失われてしまいます。
若々しく見せたいなら、前髪を作ったり、横にボリュームを出したりすることで、縦長のラインを中和する工夫が必要です。
3-3. 黒髪×ストレート×重たい前髪＝三重苦？
黒髪・ストレート・重たい前髪。この3つがそろったショートスタイルは、一見シンプルで清潔感があるように感じられますが、40代の面長さんには避けたほうがよい「三重苦」の組み合わせです。
まず黒髪は、落ち着いた印象を与える反面、光を吸収しやすく全体のシルエットが重たく見えてしまいます。そしてストレートヘアは、顔の輪郭を隠すことなくくっきりと出してしまうため、面長の特徴を際立たせてしまうのです。そこに重たい前髪が加わると、おでこを隠しすぎて顔が長く見えるだけでなく、たるみやほうれい線が目立ってしまうことも…。
この三重苦スタイルは、まじめすぎる印象になりやすく、40代女性にとっては古くさく、おばさん見えする要因になってしまいます。どうしても黒髪をキープしたいなら、髪に動きや軽さをプラスしたり、前髪をシースルー気味にして抜け感を出すなどの工夫が必要です。
また、パーマやレイヤーを入れることで、黒髪でも軽やかで知的な雰囲気にチェンジできますよ。
4. 美容師が語る「40代面長女性に似合うショート」の条件
4-1. シルエットは“ひし形”が正解
40代の面長さんがショートに挑戦するなら、まず意識してほしいのが「ひし形のシルエット」です。この形は、顔の縦長な印象をやわらげる効果があり、バランスの取れた見た目に導いてくれます。特に髪のハリやコシが失われやすい40代では、トップにだけボリュームを出してしまうと逆効果。縦に長い顔立ちをより強調してしまい、結果的に老け見えにつながるのです。
そこでおすすめなのが、トップだけでなく、横にもボリュームを持たせたスタイル。トップをふんわりとさせつつ、頬のあたりに丸みをつくることで、自然な立体感と若々しさを演出できます。実際に、ナツヤの美容師も「ひし形」をベースにデザインすることで、小顔効果と若見えの両方を実現しています。
また、前髪とのバランスも大切で、パッツンや重めではなく、軽やかで柔らかい質感のある前髪を組み合わせると、ナチュラルに顔立ちが引き締まりますよ。髪の毛の流れを意識しながら、骨格をカバーするようにデザインされた「ひし形ショート」は、40代の面長さんにぴったりの選択です。
4-2. フェイスラインに“カバー力”のある毛流れ
面長さんにとって「フェイスライン」は気になるポイントの一つ。とくに40代になると、頬のたるみや輪郭のぼやけが目立ちやすくなりがちですよね。だからこそ、カットの技術で輪郭を補正することが重要なんです。
ここで鍵を握るのが、顔まわりの毛流れ。フェイスラインに自然に沿うような髪の動きを作ることで、縦長の輪郭をやさしく包み込み、小顔に見せてくれます。たとえば、前下がりのショートや、ゆるやかに流れる長めの前髪は、頬骨やエラをほどよく隠してくれるんです。
また、髪が動くことで視線が分散されるため、「顔の長さ」そのものを感じさせにくくする効果も。40代の面長さんには、このように顔まわりに流れを持たせる工夫がとても大切です。ワックスやオイルでツヤ感をプラスすると、より洗練された印象になりますよ。
4-3. 顔まわりで小顔補正！横ボリュームの入れ方
小顔に見せたいなら、横にボリュームを出すスタイルが鍵です。これは、面長さん特有の縦長の印象を打ち消す最も効果的な方法の一つ。横幅を広く見せることで、顔全体のバランスが整い、ぐっと若々しい印象になるんです。
ナツヤのサロンでは、40代女性の髪質や骨格に合わせて、頬のあたりに丸みを持たせるデザインを多く取り入れています。特におすすめなのが、くせ毛風パーマや、ふんわりしたレイヤーを使ったスタイル。自然に広がるような毛流れが顔の輪郭をやわらげて、小顔効果もバツグンです。
たとえば、「前髪ありのショートボブ」や「長め前髪のショートパーマ」などは、顔まわりに程よくボリュームを出しながら、スタイリングも簡単。40代の忙しい毎日でも、手軽に決まる若見えショートとして人気があります。横への広がりを意識するだけで、「なんだか老けたかも…」と感じていた悩みも、自然にカバーできちゃいますよ。
髪のボリュームが出にくくなってくる40代だからこそ、横のふくらみを活かしたショートスタイルは、最高の味方になります。ぜひこのポイントを意識して、自分にぴったりのショートヘアを見つけてくださいね。
5. テイスト別おすすめ「前髪ありショート」スタイル実例
5-1. 丸みショートボブ×透け感前髪【フェミニン】
40代の面長さんにぴったりなのが、この「丸みショートボブ×透け感前髪」スタイルです。ふんわりとした丸みのあるシルエットが横にボリュームを持たせ、縦に長く見えがちな輪郭を自然にカバーしてくれます。また、前髪は重すぎない幅広の透け感がポイントで、目の上ギリギリの長さに設定することで若見え効果が抜群になります。
特に、レイヤーが長めに入っていることで、エイジングにより髪が広がりやすくなった40代の髪質にもフィットし、収まりのよいスタイルに仕上がります。スタイリングもオイルやバームを少量なじませるだけで艶と落ち着きが出て、毎日のセットがとても簡単です。フェミニンで上品な印象を目指したい方に、まずおすすめしたいスタイルです。
5-2. 前下がりショート×サイドバング【きれいめ】
顔まわりを引き締め、大人の品格を演出したい方におすすめなのが「前下がりショート×サイドバング」の組み合わせです。このスタイルでは、顔のサイドラインをカバーするように長めに残した前髪が面長の縦ラインをやわらげてくれるのがポイント。
前髪は重たくならないように、流れるようなサイドバングに仕上げることで、ナチュラルでありながらきれいめな印象に整います。全体のカットラインは前下がりでシャープに仕上がっているため、小顔効果も期待できます。カラーは、ハイトーンにすれば白髪をぼかす効果もあり、黒髪なら清潔感ある大人の知的スタイルに。「若作りにはなりたくないけど、垢抜けたい」そんな40代女性にぴったりなスタイルです。
5-3. ベリーショート×斜め前髪【クール】
「自分らしさを大切にしたい」「強さも柔らかさも持ち合わせたい」そんな願いを叶えるのが「ベリーショート×斜め前髪」スタイルです。全体をコンパクトにまとめたベリーショートは、くせが出始めた40代の髪質にぴったりで、広がりやうねりを気にせず楽しめるのが魅力。
斜めに流した前髪は、目元をさりげなく強調しつつ、大人の色気と落ち着きをプラスしてくれます。このスタイルは、動きが出やすく白髪も目立ちにくいため、忙しい朝の時短にも大活躍します。クールで洗練された印象に仕上がるので、職場でもプライベートでも「デキる大人女性」として一目置かれるはずです。あえての黒髪も、スタイリング次第でトレンド感ある仕上がりになりますよ。
5-4. ウルフショート×くせ毛風パーマ【カジュアル】
動きのあるカジュアルスタイルを求める方には「ウルフショート×くせ毛風パーマ」がおすすめです。くせ毛風の柔らかなパーマを全体に施すことで、横にボリュームが出て、縦長な輪郭が自然に緩和されます。特に、40代特有の髪のうねりや広がりが気になる方にとって、このスタイルは味方になってくれる髪型。
ボリューミーになりすぎないように毛量調整をしっかり行えば、知的でこなれた印象に早変わりします。前髪もくるんと軽くカールさせることで、目元が華やかになり若々しさを演出。黒髪なら落ち着いた印象、ハイトーンならよりカジュアルで元気な雰囲気に仕上がります。メイクや服装との相性も良く、毎日のコーディネートが楽しくなること間違いなしです。
6. “老け顔”を魅力に変える！40代ならではの＋αテク
40代になると、髪のボリュームや質感の変化に悩む方が増えてきますよね。特に面長さんは、「老けて見えやすい」「顔が長く見える」などのお悩みを抱えがち。でも大丈夫。ちょっとしたテクニックを取り入れるだけで、“老け顔”も魅力に変えることができるんです。ここでは、40代ならではのお悩みをカバーしながら、若見え＆おしゃれ見えを叶えるショートヘアの秘訣を３つご紹介します。
6-1. 白髪をぼかすハイライト×ショート術
白髪が気になりはじめたら、あえて“活かす”発想にチェンジ！40代女性にこそおすすめなのが「細かいハイライトをたくさん入れる」方法です。ハイライトが入ることで、白髪と地毛の境目が目立ちにくくなり、カラーの頻度もぐっと減らせます。
たとえば、「前髪ありのショートボブ」スタイルなら、丸みのあるシルエットと自然な明るさで柔らかい印象に。特に目の上ぎりぎりの長さの前髪は、小顔効果もあり若々しく見えます。さらに、オイルやバームを使ってツヤを出すと、白髪混じりでもこなれ感アップ。
白髪に悩む方こそ、ハイライトを味方にしてナチュラルに明るさをプラスしてあげましょう。顔まわりを明るくすることで、肌のトーンもワントーン明るく見えるんですよ。
6-2. 薄毛対策に効くふんわり根元テクニック
「最近、トップがぺたんとして老けて見える…」そんなお悩みに効くのが“ふんわり根元”を作るテクニックです。40代になると、髪のハリ・コシが失われやすく、特に頭頂部が潰れてしまうと一気に疲れた印象に見えてしまいますよね。
おすすめは、レイヤーをしっかり入れたショートヘアや、エアリー感のあるショートパーマ。根元を立ち上げるようにブローするだけでも、印象がぐんと若返ります。さらに、顔まわりに自然な動きをつけることで、輪郭のカバーにも繋がります。
ベリーショートもおすすめです。前髪ありのベリーショートなら、全体に動きが出てボリュームアップ。くせ毛を活かしたスタイルにすることで、根元の立ち上がりもナチュラルに決まります。毎朝のスタイリングがラクなのも嬉しいポイントですよね。
6-3. たるみ頬・二重あごを目立たせないシルエット調整
40代女性の最大の悩みとも言える「たるみ頬」「二重あご」。でも心配いりません。髪型のシルエット次第で、しっかりカバーできますよ。
まず意識したいのが「横のボリューム」。面長さんは縦のラインが強調されがちなので、サイドに程よい広がりを持たせることで、バランスが取れたひし形シルエットに。この形が実は最も若見え＆小顔効果があるんです。
前髪ありの前下がりショートは特に効果的。顔まわりをカバーしながら、自然な丸みのあるフォルムでフェイスラインをぼかしてくれます。「おばさんっぽく見えたくない…」という方も、これなら安心です。
パーマを取り入れて頬まわりに動きを出せば、たるみや二重あごのラインも気にならなくなります。髪が顔のフレームになることで、自然なリフトアップ効果が生まれるんです。
6-4. まとめ
40代の面長さんがショートヘアで若々しく見せるためには、「隠す」より「活かす」テクニックが大切です。白髪はハイライトでぼかし、薄毛には根元の立ち上げと動きで対応。頬やあごのたるみにはシルエット調整で自然にカバーしましょう。
ちょっとした工夫で、“老け顔”さえもあなたの魅力に変えることができるんです。鏡を見るのが楽しくなる、そんなショートヘアを見つけてくださいね。
7. シーン別「40代面長×前髪ありショート」のスタイリング術
7-1. ビジネスシーンは清潔感と立体感を
40代の面長さんがビジネスシーンで求められるのは、きちんと感と華美すぎない印象です。そこで活躍するのが、前髪ありの「丸みショートボブ」や「前下がりショート」。これらのスタイルは、おでこを程よく隠して縦長の輪郭をカバーしながら、横に自然なボリュームを出してひし形シルエットを作ります。このシルエットは顔のバランスを整え、小顔効果を引き出すため、社内外の第一印象にも自信を持てます。
さらに、ナチュラルな前髪の束感を出すことで清潔感をキープしながら、洗練された印象に。スタイリング剤は、バームやオイルを軽くなじませてツヤを出すのがポイント。黒髪でもツヤ感を加えることで重さを抑え、「おばさん見え」を回避できます。ビジネスの場では控えめながらも、信頼感のあるスタイルが好印象です。
7-2. ママ世代は手入れラク×若見え重視
子育てや家事に追われる40代のママ世代には、簡単にスタイリングできて若々しく見える髪型が理想です。おすすめは「前髪ありのベリーショート」や「ショートボブ」。特に前髪を少し長めにして流すスタイルは、おでこを自然にカバーしつつ、動きを加えることで華やかさを演出できます。
くせ毛が気になる方には「くせ毛風前髪のボリューミーショート」も人気。全体にパーマを軽くかければ、広がりを気にせずセットも簡単。朝の支度時間が短くても、オイルやバームをさっとつけるだけでOK。また、白髪が気になるママには明るめのカラーや細かいハイライトを取り入れることで、白髪を自然にぼかせるのも嬉しいポイントです。
顔まわりにボリュームがあるスタイルは、疲れて見えがちな印象を払拭して、元気で若々しい雰囲気に。忙しい日々の中でも、自分らしさを大切にしたスタイルで気持ちにもハリが出ますよ。
7-3. 旅行・イベントは“動き”重視で華やかに
非日常を楽しむ旅行やイベントでは、写真映えも意識して、華やかさと動きのあるスタイルを選びましょう。おすすめは「長め前髪のショートパーマ」や「前髪ありのくせ毛風ショート」。これらのスタイルは横にしっかりボリュームが出るので、面長の輪郭を自然にカバーしてくれます。
また、パーマを取り入れることで、風に揺れる柔らかい動きが生まれ、リラックスしたムードの中にも洗練された印象を演出。白髪が気になる場合も、ハイトーンカラーと組み合わせれば若々しさと透明感をプラスできます。
顔まわりに軽やかさを出すことで、おばさんっぽくならずにイマドキ感をしっかりキープ。オイルやバームでしっとり仕上げれば、写真映えも抜群です。シンプルなファッションでも、髪型で華やかさを演出できるのはショートスタイルならではの魅力です。
8. 美容室で失敗しないためのオーダーポイント
40代の面長さんがショートヘアに挑戦する際、「思っていたのと違う…」という失敗を避けるには、オーダー時の伝え方がとっても大事なんです。
とくに前髪ありで若々しく見せたい方には、いくつかの外せないポイントがありますよ。
8-1. 「なりたい印象」＋「顔型」を必ず伝える
美容室でのカウンセリングでは、まず「どうなりたいか」という理想の雰囲気を伝えるのが一番の近道です。
たとえば「大人かわいくしたい」「柔らかい雰囲気に見せたい」など、抽象的でもOKなので、自分が目指すイメージを率直に伝えましょう。
でも、ここで忘れてはいけないのが「顔型」も必ずセットで伝えること。
面長さんは縦のラインが強調されやすいので、スタイリストに「面長なんですが…」と伝えることで、バランスの良いスタイルを提案してもらえます。
実際に40代の面長さんには、横のボリュームを意識したショートがぴったり。
前髪も「あり」にすることで、顔の縦幅をカバーして小顔効果が期待できますよ。
8-2. 写真を見せる時の注意点
「こんな髪型にしたいんです！」と、スマホで写真を見せるのはとっても有効な方法です。
でも、ここで注意してほしいのが「写真の髪型と、自分の髪質や顔型が違うかもしれない」ということ。
たとえば、モデルさんが丸顔でボリュームのある髪の持ち主だと、面長で髪が細いあなたには同じ仕上がりにならない場合があります。
ですので、写真を見せるときは「この前髪の感じが好きです」や「この丸みのシルエットがいいなと思って…」というように、どこが気に入ったのかを明確に伝えると◎。
スタイリストは「あなたに似合う形」でアレンジしてくれるので、その写真を”目安”にするくらいがベストなんです。
8-3. 前髪の量感・長さの指定方法
面長さんの命ともいえる前髪。
「前髪あり」にする場合でも、量感や長さで印象はガラッと変わるので、しっかり伝えましょう。
たとえば、「重すぎるぱっつん前髪」は、かえって老け見えになってしまうことも…。
40代の方には、程よい抜け感のある軽め前髪がおすすめです。
「おでこが少し透けるくらいの量感で」「頬骨くらいまでの長めバングで流れる感じに」など、顔のパーツを目安にした伝え方が◎。
また、髪質によって前髪の割れやすさがあるので、「前髪がペタッとしやすい」「朝は巻いてもすぐ取れる」など、自分の悩みやクセも伝えておくと、よりあなたにぴったりの前髪が叶いますよ。
「前髪あり」のショートスタイルは、面長さんにとって若々しく、親しみやすい印象を与える武器。
だからこそ、前髪のオーダーには細やかな気配りが大切です。
9. 「似合わないかも…」と感じたときのリカバリー術
「思ってたより似合わないかも…」と感じてしまう瞬間、ありますよね。でも大丈夫。40代の面長さんでも、ショート×前髪ありスタイルがしっくりこないときには、いくつかのリカバリー術があります。ちょっとした工夫で、「似合わない」が「なんだかいい感じ！」に変わることもありますよ。以下では、簡単にできる自宅でのスタイリングテク、次のカットまでのアレンジアイデア、そしてカラーで印象チェンジする方法をご紹介します。
9-1. 自宅でのスタイリングで“ごまかせる”ポイント
スタイリングでリカバリーするなら、まず注目したいのは「ふんわり感」と「毛流れ」。特に、面長さんは横方向のボリュームを意識すると、バランスよく見せられます。もし前髪が思ったより重かったり、ストンと落ちてしまっていたら、根元を少し濡らしてからドライヤーで横に流すように乾かしてみてください。そうすることで、おでこの露出が自然になり、顔の縦の長さが気にならなくなります。
また、スタイリング剤はバームタイプがおすすめ。自然なツヤと束感を出すことで、ぺたんこになりやすい40代の髪にも程よいボリューム感を演出できます。特に「前髪ありの丸みショートボブ」や「ショートパーマ」スタイルには、バームでの動きづけがリカバリーに効果的です。
スタイリングは朝の3分が勝負。いつもより少しだけ丁寧にセットすることで、「あれ、今日いい感じじゃない？」と自分でも思える仕上がりになりますよ。
9-2. 次回カットまでに試したい前髪アレンジ
次のカットまでに「この前髪どうしよう…」と感じるときにおすすめなのが、簡単な前髪アレンジです。まず試してみたいのは斜め分け。面長さんは顔の縦ラインが強調されがちなので、斜めに流すことで視線を横に分散させられます。
また、前髪が伸びてきたら「ピン留めアレンジ」も便利。サイドに流して、細いゴールドピンや黒ピンで留めれば、洗練された印象になります。「前髪ありの前下がりショート」や「長め前髪のショートパーマ」なら、ピンを使ったアレンジが映えるので特におすすめです。
他にも、くるっと内巻きにするだけでも印象がガラッと変わります。毛先だけ軽くアイロンで巻いてふんわり感を出せば、たとえ「思ってたより顔が大きく見える…」と感じても、見え方が柔らかくなります。ちょっとしたテクニックで印象は大きく変わりますよ。
9-3. カラーで印象を柔らかくチェンジ！
髪型そのものがしっくりこないとき、実はヘアカラーでガラリと印象を変えることもできるんです。特に面長さんで「老けて見える」と感じたら、少し明るめのカラーを試してみましょう。重くなりがちなショートでも、ライトブラウンやハイライトを入れることで軽やかに見え、顔の縦長感が中和されます。
例えば、「前髪ありのショートボブ」や「ボリューミーショート」に細かいハイライトを加えるだけで、白髪も自然にぼかせて若見え効果も倍増。ハイトーンが苦手な方は、アッシュ系ブラウンなどで柔らかさを出すのもおすすめです。
カラーリングはお顔全体の印象を左右する大事な要素。「髪型が似合わないかも…」と感じたら、次は色で冒険してみるのも1つの手。面長×前髪ありショートでも、カラーひとつで見え方は変わりますよ。
10. まとめ｜40代面長さんの味方は“前髪ありショート”だった
10-1. 年齢も顔型もカバーできる「髪型の戦略」
40代になると、年齢による髪のボリューム減少やフェイスラインの変化が気になってきますよね。とくに面長さんは、縦のラインが強調されやすいため、「老けて見える」「顔が長く見える」といったお悩みを抱えがちです。でも、そんなときに頼れるのが“前髪ありショート”なんです。
前髪を作ることで、顔の縦ラインをカバーし、バランスのとれたフェイスシルエットを演出できます。また、横にボリュームを持たせたショートスタイルにすることで、輪郭全体が引き締まり、小顔効果まで期待できるんです。たとえば「前髪ありの丸みショートボブ」や「前髪ありの前下がりショート」などは、縦長な輪郭を自然にカバーしつつ、上品さと女性らしさを兼ね備えたスタイルとして高く評価されています。
さらに、40代の髪にありがちなパサつきや広がりも考慮して、適度なレイヤーを入れたり、軽めの前髪を作ることで、日々のスタイリングもラクになります。「忙しいけど、きちんと見られたい」そんな40代女性にぴったりな髪型戦略なんです。
だからこそ、前髪のあるショートスタイルはただの若見えではなく、「年齢も、顔型も、ライフスタイルも」すべてをカバーしてくれる頼もしい存在なんですよ。
10-2. 若見えだけじゃない、“自分らしさ”を楽しむ髪型選び
「若く見られたい」──もちろんそれは大切なポイントです。でも、40代はただ若作りをするのではなく、“自分らしさ”をどう表現するかがもっと大事になってきます。
前髪ありショートの魅力は、シルエットやカットラインを変えるだけで、フェミニンにも、カジュアルにも、ナチュラルにもなれるところ。例えば、少し長めの前髪にパーマをかければ、柔らかく知的な印象に。逆に、コンパクトなベリーショートにすれば、爽やかでアクティブな印象に変わります。
「前髪ありのくせ毛風ボリューミーショート」なら、白髪やくせ毛も味方にして、おしゃれ感も倍増します。このように、ショートは“制限”ではなく、「選べる自由」を与えてくれるヘアスタイルなんです。
自分らしさを大切にしながら、今の自分を一番素敵に見せてくれる髪型に出会えること。それが、40代のショートヘア選びのゴールなのかもしれません。「似合う」と「なりたい」を両立させて、自分の魅力をもっと楽しんでいきましょうね。
